「道の駅」スペシャリストが見つけた千葉の変わり種ジェラート

バイクで1000カ所以上の「道の駅」を回りながら、ご当地ソフトクリームを探求する平賀由希子さん。実はソフトクリームだけでなく、ジェラートにも目がないらしく、1日で「もぎたて苺のシャーベット」など食べに食べ、最後に「道の駅 発酵の里こうざき」で見つけた5個目のご当地ジェラートとは? 密を避けながら経済も回す“新しい旅”の参考になるかもしれない。

編集部注:この取材旅行は2020年3月中旬に行いました。

■雲平とつぐみが出会った道の駅へ

こんにちは、ユキコです。趣味はバイクで道の駅を回ること。好きなものはソフトクリーム。今まで1日最高で6個は食べたかな。高津マコト先生の『渡り鳥とカタツムリ』では「道の駅」の部分に関してお手伝いをしています。

この「道の駅」バイクで一筆グルメ旅では、つぐみさんと雲平くん〔『渡り鳥とカタツムリ』のキャラクター〕が出会った千葉県にある道の駅を紹介したいと思います。

温泉にドッグラン…進化する「道の駅」で見つけたハード系ソフトクリーム | WANI BOOKS NewsCrunch(ニュースクランチ)( https://wanibooks-newscrunch.com/articles/-/877 )

ワンちゃんと一緒でも楽しめる「道の駅 むつざわつどいの郷」から、九十九里へ向かいます。

目的地は犬吠埼(いぬぼうさき)。有料の九十九里道路を通るか、県道で行くか悩んでいて、結局は有料道路代金をケチって、県道で行くことに。すると信号がほとんどなくて交通もスムーズ。だけど海は全く見えず、期待してた九十九里のオーシャンビューは一切無し。海を見るには有料道路を通らないと駄目だったみたいです。

ただ、海水浴場に行きたい人や、食事をしたい人は、県道をお勧めします。県道沿いには、浜焼きの店などがいろいろ並んでいるし、ビーチに行くには県道からしか行けないので。

犬吠埼へ向かってる途中、「道の駅 オライはすぬま」の案内板が出て来るんですが、つぐみさんと雲平くんが出会った道の駅がここです。つぐみさんが食べてた「いわし丼」もすごく美味しいけど、他にも私のお勧めがあるんです。

▲『渡り鳥とカタツムリ』1話の舞台でもある「道の駅 オライはすぬま」

▲渡り鳥とカタツムリ/高津マコト

まずは「いわしのごま漬け」。九十九里の郷土料理で、水揚げされたカタクチイワシを塩漬けにして、ごま、生姜、唐辛子、柚子を一緒に酢漬けにしたもの。ご飯のお供にもお酒の肴にもすごくぴったり。

▲ご飯にもお酒にも合う「いわしのごま漬け」

九十九里海岸は江戸時代から、いわし漁が盛んで、いわしを長期保存する方法として、昔から食べられていたようです。「道の駅オライはすぬま」の直売所でも買えるから、立ち寄った時にはお土産に買って帰るんです。帰ってから、このいわしのごま漬けで一杯やるなんてもう最高。

▲「いわしのごま漬け」お土産に是非!

あともうひとつ。ここは、お惣菜の種類がたくさんあるんですが、その中でも房総の郷土料理「太巻き祭り寿司」がお勧め。

千葉にある道の駅ではよく見かける太巻きなんですが、断面が金太郎飴のようにいろいろな柄になっているんです。蝶々や花、パンダなど色々な柄があるけど、ここ「道の駅オライはすぬま」の祭り寿司は特に凝っているんです。お子さんは絶対喜ぶと思うし、自分でも食べるのも、なんだかもったいないって思っちゃいます。

■ご当地ジェラートは食べずにいられない!

道の駅って、自分の知らない郷土料理や、特産物を使った料理がいろいろ食べれるから、あちこち行くのが本当に楽しい。

それはソフトクリームやジェラートもそう。その土地ならではの特産物を使ったソフトクリームを食べるのが私の楽しみ。特にジェラートは加工がしやすいのか、色々な種類があります。「道の駅 オライはすぬま」の次に寄った「道の駅 季楽里あさひ」では、この日4つ目のジェラートを食べることに。

▲季節を問わず楽しむことができる里で「きらり」

市内にある宇畑牧場直営のジェラート店「HOME OF MOTHERS」の季節限定「もぎたて苺のシャーベット」。見た目も真っ赤な苺のシャーベットは、食べたら苺そのもの。旭の苺農家さんから完熟のもぎたて苺を仕入れて、その日のうちに加工しているそう。苺の粒々も感じられ、美味しさがギュッと詰まってます。ついつい“地元の特産物を使った”や“季節限定”とか書いてあると食べなきゃって思っちゃいますね。

▲苺の風味が口の中に広がります!

ソフトクリームもそうなんですが、ジェラートも、アイスクリームも「えっ、この食材使うの?」というものがあるから面白い。皆さんも変わった食材のソフトクリームやアイスがあったら気になるはず。この話を始めると長くなるので、またの機会に。

■男の一択「豚の味噌麹焼き定食」

そして犬吠埼灯台。九十九里ビーチラインと言いつつも、ほとんど海を見ずに走ってきて、やっと視界には180度の海。この日は天気も良かったので、灯台の白と海と空の青のコントラストがとても綺麗。

▲真っ白な灯台と青空の綺麗さに思わずパチリ

犬吠埼灯台は関東で一番、日の出が早い場所としても有名。ここで一泊をして日の出を見る、なんてのもやってみたいですね。バイクじゃそう簡単に「ここに泊まろう!」なんてできないけれど、車中泊ならもっと気軽にできちゃいますよね。つぐみさんや雲平くんが羨ましい。

▲渡り鳥とカタツムリ/高津マコト

犬吠埼までやってきて、さて帰り道はどうするかなと思案。『渡り鳥とカタツムリ』ではここから北へ向かったのだろうなぁ。日帰りで来てる私は家に帰らないと。

地図と相談しながら、利根川沿いを高速のインター目指して行くことに、これが長い道のりとなりました(汗)。分かってはいたんですが、改めて犬吠埼って遠いなと実感しました。利根川沿いに国道356号をひたすら走って、最寄りのインターの案内板が出てきた頃……。

「神崎の道の駅まで行こうかな」

なんて、ふと思って、そこからさらに20分くらい走って「道の駅 発酵の里こうざき」へ。疲れているけど、そこに「道の駅」があるなら寄らずにはいられない(笑)。

▲発酵の魅力が詰まった道の駅です

この日、最後の道の駅「発酵の里こうざき」に到着。まずは、ひと休みするのに「はっこう茶房」というカフェへ。店内に入るとすぐにジェラートの文字を見つけて、この日5つ目のジェラート。さすがのつぐみさんでも1日にこんなに食べないですよね。

ここは「発酵の里」の名前の通り、発酵をメインにした道の駅。なのでジェラートも発酵食品を使った味。私が食べたのは味噌クリームチーズのジェラート。他にも酒粕や糀で作った甘酒を使ったソルベなるものがあって、実はそっちも気になってます。女子的には、やっぱり発酵って魅力的な単語だと思うんですけどね。

▲発酵食品を使った珍しいジェラート

男性にお勧めしたいのが、レストランで食べれる人気No.1メニューの「豚の味噌麹焼き定食」。ここのレストランのメニューは、どれも発酵食品を使った料理なんですけど、その中でも私のお気に入りがこれ。醤油麹と味噌で味付けした豚肉は、ご飯がモリモリ食べれちゃいます。

それから、発酵市場には醤油や魚醤、味噌、日本酒、甘酒、チーズ……など、全国の発酵製品がいろいろと揃ってるんです。私はもっぱら家での晩酌用に、千葉の日本酒を買って帰ることが多いかな。料理好きな人は、好みの調味料を探してみるのも良いかも。

今回は、二日間に分けて千葉の道の駅をぐるっと回って来ましたが、千葉県だけでもいろいろな特産品や郷土料理、いろいろなソフトクリームがあったわけです。これが全国ともなると、ものすごい数になるんですが、そんな知らないものを、食べて回るのが面白いんですよね。

まだ行ったことない道の駅も100カ所くらいあるので、次はどこへ美味しいものを探しに行こうかな。

まだまだ楽しい道の駅がいっぱいあるので、また次の機会に!

<今回めぐった道の駅>

オライはすぬま ( http://www.oraihasunuma.com/ )
千葉県山武市蓮沼ハ4826番地

季楽里あさひ ( https://kirari-asahi.com/ )
千葉県旭市イ5238

道の駅発酵の里こうざき ( http://www.hakkounosato.com/ )
千葉県香取郡神崎町松崎855

※新型コロナウイルスの影響により、営業時間などの情報が変更されている場合がございます。お出かけの際は、出発前にお調べください。

YUKIKOの「道の駅訪問記」 | Drive! NIPPON | 国内観光情報ウェブマガジン( http://www.drivenippon.com/column2/# )

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