次世代高速ブラウザ「Brave」でスマホのバッテリーや通信費を節約!

テクニカルライター・田中拓也の『人生変えちゃうアプリ!』。今回ご紹介するのはブラウザアプリ「Brave(ブレイブ)」。煩わしい広告をブロックすることができ、プライバシー保護にも高速化にも対応できるというスグレモノです。

■煩わしい広告をカットしてプライバシーを保護する

▲「Brave」のアプリアイコン

「Brave」は、広告ブロックを標準で搭載したブラウザアプリです。独自の広告報酬プログラムを提供し、広告を自主的に見ることでトークンを得られる仕組みも用意しています。

今ではWebページを開けば必ずといっていいほど広告が表示されます。こうした広告は、トラフィックの半分近くを占めることもあり、Webページの表示速度の低下や通信量の無駄な浪費につながっています。

また広告には、ユーザーの行動を追跡するトラッカーやCookie(クッキー)、そのほかデータを収集するプログラムが埋め込まれており、年齢や性別、どんなページを見たかを取得しています。ターゲットに合わせた広告を表示する仕組みで、個人を特定するわけではありませんが、自分の行動が監視されるのはいい気がしません。

Braveはページに埋め込まれたスクリプトやプログラムをカットして、ユーザーのプライバシーを強化します。さらに高速なブラウズ体験を楽しめるのが大きな特徴です。

■広告ブロックでページの読み取りを高速化

Braveには「Brave Shields(ブレイブ・シールド)」と呼ばれる広告ブロック機能が標準で備わっています。使い方は簡単で、難しい設定は不要です。ただ起動するだけで、Webページに埋め込まれている広告を自動で非表示にしてくれます。

▲タブを追加するとカットした広告の統計が表示される

▲タブを追加するとカットした広告の統計が表示される

YouTubeなどの動画サイトでも、冒頭や合間に広告が流れていますが、これらは動画なのでデータ量が大きくなるだけでなく、バッテリーの消耗にもつながります。

この広告ブロック機能は、こうした広告も非表示にでき、パケット通信費はもちろん、CPUの使用率を下げてバッテリーを節約できるというメリットがあります。Braveを利用すれば20〜40%程度のバッテリー節約効果が上がる、という検証結果も同社のホームページでは上がっています。

▲右上のアイコンをタップすると、広告カットの状況がわかる

広告をカットすると余計なトラフィックが発生しなくなり、ページの読み取りが高速化します。広告やトラッカーをブロックすることで、ダウンロード量が削減されるためです。

実際にどれくらい高速化できるかはサイトにもよりますが、トラフィックが全体の半分を占めていると言われる広告を丸ごとカットするため、表示速度を大きく上げることが期待できます。

▲使い勝手は普通のタブブラウザと同じ

▲検索エンジンはGoogleのほか6種類から選べる

■匿名性の高いプライベートタブも搭載予定

ところで、今はどのブラウザもプライベートモードを搭載しています。閲覧履歴を残さずにブラウズできるモードですが、Braveのプライベートモードはさらに徹底しています。

「Tor」と呼ばれる機能を利用することで、履歴を隠すだけでなく、複数のサーバーを経由して、アクセスしたサイトからもこちらのアドレスを見えなくすることができるのです。各接続は暗号化されるため、匿名性もより高まります。現在はデスクトップ版でのみ提供していますが、モバイル版でも対応を予定しています。

▲現時点では、プライベートブラウズでもパブリックIPアドレスは隠せない

ちなみにデスクトップ版のBraveは、Chromeと同じエンジンを搭載しています。Chromeの拡張機能をそのまま利用でき、Chromeからの乗り換えもスムーズに行えます。また「Brave Sync」という同期機能があり、モバイルやデスクトップでブックマークや設定、パスワードなどを安全に同期することが可能です。

生活に欠かせないインターネットですが、コンテンツの多くの部分を広告が占めることで、ユーザー体験を損なっていると感じることも多いです。広告を煩わしく感じているなら、Braveのような次世代ブラウザを利用してはいかがでしょう。

〈田中 拓也〉

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