クスリ、ニンマリとする『健康な笑い』 日常用語でサラリと世相を表現する川柳の魅力

こんにちは、フリーアナウンサーの押阪忍です。

ご縁を頂きまして、『美しいことば』『残しておきたい日本語』をテーマに、連載をしております。宜しければ、シニアアナウンサーの『独言』にお付き合いください。

■川柳の機知とユーモア

毎年春先になると、或る生命保険会社が主催する『サラリーマン川柳コンクール』の優秀作品が紙上で発表され クスリ、ニンマリ とする笑いを提供してくれます。

コロナ禍で眉をひそめるニュースや話題が多い中で『健康な笑い』を提供してくれる川柳句作の名手の方々には、本当に敬意を表したいと思っています。

さて、今年の世相は、コロナ一辺倒ですから、当然コロナ禍の社会生活や日常生活がテーマとなっています。

優秀作の100句は、甲乙つけがたい秀作ばかりですが、その中で当方が思わず笑い、膝を叩いた作品をご紹介したいと思います。

,312;咳き込んで 視線が痛い 電車内
(愛飲酒多飲)

,313;会社へは 来るなと上司 行けと妻
(なかじ)

,314;「やばいです」それはいいのか 悪いのか
(カクト)

,315;何曜日? 在宅勤務で わからなく
(小平主計将校)

,316;抱き上げた 孫が一言 密ですよ
(白いカラス)

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フリーアナウンサー 押阪 忍

1958年に現テレビ朝日へ第一期生として入社。東京オリンピックでは、金メダルの女子バレーボール、東洋の魔女の実況を担当。1965年には民放TV初のフリーアナウンサーとなる。以降TVやラジオで活躍し、皇太子殿下のご成婚祝賀式典、東京都庁落成式典等の総合司会も行う。2021年現在、アナウンサー生活63年。
日本に数多くある美しい言葉。それを若者に伝え、しっかりとした『ことば』を使える若者を育てていきたいと思っています。

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