『ブラック・ジャック』コラボの消毒液が誕生! 「心強い」「どう置いても素敵」と絶賛の声

酒類などの貿易商社である株式会社ジェムインダストリーズが、2020年9月16日から、手塚治虫さんの漫画『ブラック・ジャック』とコラボした消毒液『ブラック・ジャック66』シリーズを発売中。

無免許の天才外科医であるブラック・ジャックが、感染症と闘う人々を応援するようなコラボは大きな注目を集めました。

また、売上1本につき5円が医療機関に寄付される『医療従事者応援企画』の実施も話題になってます。

■裏表印刷のラベルで楽しい『ブラック・ジャック66』

『ブラック・ジャック66』のデザインは3種類。主人公のブラック・ジャックや、その助手であるピノコなどがプリントされています。

ラベルの表面だけでなくラベルの裏面にも印刷することで、3商品いずれも従来の消毒液の常識にとらわれない360度楽しめるビジュアルとなりました。

アルコール度数は66%、容量は500㎖でガラス瓶入りです。

飲用は不可ですが、スプレーボトルなど別の容器に移し替えて手指消毒用として利用可能。価格は1本あたり900円(税別)で、焼酎メーカーの田苑酒造株式会社が製造しています。

■B・Jモデル

■ピノコモデル

■B・J×ピノコモデル

2020年9月16日から、製造元である田苑酒造の楽天市場で先行販売がスタート。小売店での販売は10月以降、限定的に開始する予定です。

ネットでは、本商品の発売に対し大きな反響が上がりました!

・『ブラック・ジャック』が好きだから嬉しい。コレクションしたい。

・医療従事者への寄付になるのがいいですね!

・どう置いても素敵だから、ずっとグルグル回して眺めています。

・ラベルにブラック・ジャック先生がいるとなんか心強いな。

気になるのは、どのようにして『ブラック・ジャック』と消毒液とのコラボが決まったのか。

株式会社ジェムインダストリーズの取締役・岡田祐樹さんに尋ねると、快く答えてくれました。

普段、酒類の輸出事業を主としている株式会社ジェムインダストリーズは、順風に業績を伸ばしていました。

しかし突然、新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)が流行して世界は一変。過剰なまでに、世間は自粛ムード一色に包まれます。

4〜5月頃はまるでビジネスをすること自体が悪のような風潮さえ感じられ、「お酒という嗜好品を販売する自分たちの仕事は微力だ」と岡田さんは思っていたそうです。

また、最前線で戦う医療現場の人々をテレビで見ながら、悶々とした日々を過ごしていました。

■消毒液不足と業界の変化

そんな中、消毒液の不足から政府が規制緩和政策を行い、酒造メーカーによる手指消毒用の高濃度エタノール製品の製造販売が可能となりました。

ニュースを知った岡田さんは、初めて「自分たちに出番が来た」と感じます。

当時、『転売目的で消毒液が買い占められ、医療現場に行き渡らない』という社会問題があったことから、「酒造メーカーと医療現場をつなぐ役割になろう」と医療機関に多量の消毒液を供給。

この時の想いを、岡田さんは次のように語っています。

「酒が人の命を奪うことはあっても、酒が人の命を救うという発想は私もありませんでしたから、とてもやりがいを感じるお仕事でした」

■漫画・アニメの力を試してみたい

「普通の生活やビジネスができない今こそ、新しいことにチャレンジするタイミングではないか」とも考えるようになっていた岡田さん。

連日、医療現場の人たちの活躍がメディアで報じられていた影響もあり、医療漫画『ブラック・ジャック』を全巻注文して読んでいたそうです。

その時、岡田さんはふと思います。

「今の世の中をブラック・ジャックやピノコが応援してくれたら心強いのにな…」

この時点でアイディアが固まっていた訳ではなかったものの、駄目元で手塚プロダクションに相談。すると即決で了承を得られたため、岡田さん自身とても驚いたのでした。

■せっかくなら、元気になる商品を

話は順調に進みましたが、岡田さんには1つの懸念がありました。

コロナウイルスで多くの人々が犠牲になり、消毒液不足も続いていたため、コラボ企画が不謹慎にならないかが心配だったのです。

そのため、「悪目立ちしないよう、デザインも暗めで、大人しい商品に…」と当初は考えていました。

しかし6月頃から徐々に経済が動き出し、少しずつ明るさを取り戻す社会を見て、岡田さんの考えに変化が。

「どうせやるなら、明るく、楽しい商品を。しかも振り切ろう」

気付けばピンク一色だったり、液体越しにふざけたピノコの顔が映っていたりと、見たこともない派手で楽しいビジュアルの消毒液が完成。

さらに『医療従事者応援企画』ということで、売上1本につき5円を医療従事者へ寄付するという活動もプラスしたのです。

岡田さんの想いは商品を通して多くの人に伝わっているようで、今まで消毒液のイメージにはなかったビジュアルを喜ぶ人も。

人々の心を明るくする消毒液『ブラック・ジャック66』の誕生は、きっと誰かの命を守ることにつながっていくことでしょう。


[文・構成/grape編集部]

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