岐阜・福地温泉「青だる」って何?山奥でしか見られない自然の芸術を温泉街で!12/24〜3月下旬

岐阜県・福地温泉では山奥でしか見られない「青だる」が温泉街に出現し、ライトアップが開催されます。2月には、より間近で見ることができる「氷の遊歩道」のライトアップや伝統芸能の実演もあります。…ところで、「青だる」ってなんなんでしょうか?

写真:写真:福地温泉に冬の間出現する青い氷の柱、青だる

福地温泉は、奥飛騨温泉郷にある温泉。平安時代に村上天皇が訪れたと言われています。長い歴史を持ちながらも、静かな時間が流れる秘湯なんですよ。

福地温泉上流には平湯川の支流、オソブ谷というところがあります。そのさらに奥に福地壁という絶壁があり、この福地壁に染み出た水が、凍ってできる青い氷の柱のことを「青だる」と呼ぶのだそうです。

実際には山奥にあり雪深い場所なので、地元民でも本物の青だるを見ることはできないんだそう。そんな自然の産物ですが、ここでは沢の水を温泉街の木々に噴霧し、青だるを再現しているんですよ。

岐阜県高山市奥飛騨温泉郷 福地温泉冬だけの絶景 青だるのライトアップ

写真:人と比較すると青だるの巨大さが際立つ

この青だるが見られるのは、福地温泉バス停付近。つまり、温泉街のど真ん中で見ることができるんです。再現だからと思って甘く見ることなかれ。想像以上に大規模な青だるが出現していますよ。

木々から流れ落ちる氷の柱は、日中は日光に照らされて青白く輝いており、「青」だるの名前にふさわしい様相です。

日中も光り輝き美しい青だるですが、夜になるとライトアップが実施されます。照明やミニかまくらに灯された明かりによって浮かび上がる青だるは、夜の闇と氷の白さのコントラストが美しく、とっても幻想的です。

こちらのライトアップは12月下旬から3月下旬まで実施されていますよ。夜の温泉街散策のメインスポットとして最適ですね。

岐阜県高山市奥飛騨温泉郷 福地温泉冬だけの絶景 青だるのライトアップ

写真:青だるのライトアップ

また、2月4日から14日までの10日間は特別イベントとして「青だる氷の遊歩道ライトアップ」が開催されます。通常のライトアップは青だるの正面のみのライトアップで、ちょっと離れた場所から青だるの正面しか見ることができません。

しかし、この10日間は青だるの内部まで入ることができるんですよ。青だるに囲まれた遊歩道は、しんと静まり返っています。一歩足を踏み入れると、そこはまさに「氷の世界」。間近で見る青だるはまるで滝が凍りついたようで、そこだけ時間が止まっているかのような不思議な感覚になります。

写真:期間限定の雪の回廊

特別イベント期間中は、日中も青だるの内部まで入ることができます。日中の青白い青だるの中を歩くのも、幻想的でオススメですよ。

青だるは冷え込むにつれて、どんどん大きくなっていきます。ちょうど2月上旬から中旬はそのピークにあたるので、もっとも迫力のある青だるの様子を見ることができますね。

さらに、2月11日から13日までは福地温泉地域の伝統芸能「へんべとり」の実演も開催されます。「へんべとり」は、高山市の無形民俗文化財にも指定されている獅子舞です。

写真:青だるでのへんべとり

「へんべ」とは「蛇」のことで、獅子が蛇を退治するという物語に由来したユニークな獅子舞なんだそうですよ。他の地域では見ることができない伝統芸能を見ることができるチャンスですね。

写真:大自然を舞台にした伝統芸能・へんべとり

べんべとりの期間中は、甘酒の振る舞いもあります。福地温泉地域の冬の夜はとても冷え込みます。暖かい甘酒が冷えた体にしみ込みますよ。

岐阜県高山市奥飛騨温泉郷 福地温泉冬だけの絶景 青だるのライトアップ

写真:福地温泉では甘酒のふるまいもある

実物は見に行くことができない「青だる」。こうして再現してくれなければ、存在も知らなかったかもしれませんね。寒いからこそ美しい、福地温泉の「青だる」。ぜひ、見に行って見ませんか?

(まとめ・文:ゆきさね 情報更新:hotspring727 2021年12月)

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