【群馬】水芭蕉が清らかに咲き誇る日本屈指の湿原、遥かな尾瀬。【2022年道路開通予定も】

どこを切り取っても絵はがきのような美しい光景の広がる湿原。尾瀬ヶ原は標高1,400メートルの尾瀬国立公園の中にある、日本屈指の湿原です。湿原植物の宝庫でもあり様々な可憐な花たちが春から夏にかけて咲き誇ります。その中の代表的な花・水芭蕉の大群生が見ごろを迎えています。

写真:清らかに咲き誇る水芭蕉/写真提供:尾瀬保護財団

■尾瀬ヶ原湿原を彩る高山植物はなんと900種

尾瀬ではなんと900種類を超える高山植物たちが5月中旬から10月中旬ごろまでの間に花を咲かせます。

有名な水芭蕉(ミズバショウ)をはじめ、白いふわふわの綿毛のワタスゲ、湿原を黄色く埋め尽くすニッコウキスゲなど、ふだんあまり目にすることない、可憐な高山植物が広々とした湿原で群生する光景。多くのハイカーが見頃を待ちわびています。

水芭蕉は、花屋さんで見かけるカラーに少し似た、清涼感溢れるお花ですが、育てるのは難しいと言われています。見頃の時期は、その年の積雪量に影響されるので要注意。尾瀬では5月中旬から咲き始め、例年のピークは5月下旬ですが、今年は雪が少なかったため、見頃のピークは5月中旬〜5月下旬になりそうです。

水がたくさんあり、降雪が多いところを好むため、尾瀬は水芭蕉が育つにはぴったりな環境なんですね。

足元から湿原のはるか向こうまで白い水芭蕉が咲き、遠くにはまだ雪の残る山々が広がる景色はやはり圧巻!一度は現地で見てみたいですよね。

写真:かわいらしい水芭蕉の花に出会う/写真提供:尾瀬保護財団

■新宿から尾瀬まで高速バスで4時間25分

ところでこの尾瀬国立公園は、群馬県、福島県、新潟県、栃木県にまたがる非常に広大なエリアですが、アクセスとしては、群馬県側から入る沼田口、福島県側から入る会津口、新潟県側から入る越後口の3つが主なルートとなっています。

新幹線を使う場合は、高崎駅まで行き、上越線に乗り換えて沼田駅で下車。そこからはハイキングルートに合わせてバスになります。高速バスもあり、新宿からは尾瀬戸倉まで昼行便で4時間25分です。

かなりの時間を要しますが、それだけに夢のような光景が広がる尾瀬に着いた時の気分は格別ですよね!

■日帰りでは物足りない人には山小屋での宿泊もオススメ

尾瀬には様々なハイキングのルートがありますが、鳩待峠からスタートし、尾瀬ヶ原を歩く尾瀬らしい景色を楽しめるコースは、中でも最もメジャーなおすすめコース。

ブナの原生林から湿原へ、整備された歩行路があるのでとても歩きやすく、初心者にもオススメです。休憩所やベンチも多く、景色を楽しみながらハイキングです。

ただし、日帰りの場合は、バスの時間までに鳩待峠に戻らなければならないので注意してくださいね。

服装はレインウェアがあれば、防寒にもなるので便利。長袖、長ズボン、靴はスニーカーよりも防水で履き慣れた歩きやすい靴がいいでしょう。

また、山小屋で軽食やコーヒーなどを提供しているので、途中で昼食を取ることもできます。

広大な尾瀬ですので、日帰りハイクではなく、本格的に楽しみたいなら、山小屋に泊まることもできますよ。ハイキングルートに点在しているので、行ってみたいルートの立地から選びましょう。

尾瀬では個室があったり、お風呂や温かい食事が用意されていたりと快適な山小屋が多いので登山初心者でも安心して宿泊できそうですね。

尾瀬国立公園内の赤田代にある温泉小屋、元湯山荘は温泉施設もあります。

ハイキングの疲れを温泉で癒せるなんて嬉しいぜいたくですね。早朝の朝もやに包まれた湿原の神秘的な光景を楽しむこともできますよ。

素晴らしい自然環境を守るために、厳しいマイカー規制も行われている尾瀬。

ハイキングの際は、自然を守る意識を持ってマナーを守りましょう。この大自然の絶景を、後世に伝えるべく……。

(まとめ・文:mashiro 情報更新:2022年3月 mashiro)

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