北海道 早ければ来年4月1日にJR日高本線の鵡川駅〜様似駅間の鉄道事業廃止!沿線の温泉やグルメを今のうちに楽しもう!

JR北海道は、早ければ2021年4月1日に、日高本線の鵡川駅〜様似駅間の運行廃止し、バス転換する方針を打ち出しています。道民としてはとても残念なニュースです。でも、この沿線にはいい温泉がたくさんあります。今のうちにJR日高本線で、鉄道(一部代替えバス)&温泉の旅を楽しみませんか?

写真:まもなく廃止が決まっている日高本線(鵡川駅〜様似駅)

■廃線の経緯

日高本線は苫小牧駅から様似駅を結ぶ路線で、全長146キロメートルを超え、太平洋に沿って日高地方の町々をつないでいます。

写真:様似駅看板

写真:鵡川駅看板

1927年に国が苫小牧軽便鉄道と日高拓殖鉄道を買収して国有化されました。延伸開業を繰り返し、1937年に様似まで開通。1986年11月まで全線を「急行えりも」が運行していましたが、急行が廃止されてからは普通列車だけとなり、本線とは名ばかりのローカル線となってしまいました。

2015年1月に発生した高波の影響により、土砂流出など甚大な被害を受け、2018年9月に発生した北海道胆振東部地震でも、沙流川橋りょうに軌道変位・ひび割れなど壊滅的な被害を受けました。現在も復旧されておらず、今回の方針へとなったわけです。

写真:線路の下の砂利も流されてしまっています

■山小屋風ログハウスの「新冠温泉 レ・コードの湯ヒルズホテル」

それではここからは、沿線のおすすめ温泉や入浴施設、おすすめスポットをご紹介していきますよ!

写真:町の小高い丘の上の温泉ホテル

サラブレッドの生産で知られる新冠(にいかっぷ)町の小高い丘の上に位置する新冠温泉 レ・コードの湯。太平洋や新冠町の街並みや豊かな自然、日が暮れると、海に瞬く漁火や判官岬に沈む夕日などもきれいに見えます。

写真:露天風呂から見える美しい夕日

露天風呂やサウナ、寝湯、ひのき風呂などさまざまなお湯が楽しめると大人気。

写真:周りの景色を見ながらのんびり浸かれる露天風呂

泉質はアルカリ性で、数々の効能があります。和風風呂は香り良いひのき風呂と、大量の泡により全身にマッサージ効果もたらすバイブラバス、リラックスできる寝湯、ミストサウナ、打たせ湯のほか、大きなガラス窓の向こうには海と緑と街並みが広がる露天風呂もあります。

洋風風呂は野趣あふれる石造りの大浴槽とバイブラ湯、寝湯、ドライハーブサウナ、打たせ湯などがあります。こちらも太平洋を一望でき、露天風呂越しに海や街並みを見下ろすことができます。和風洋風ともに男女日替わりになります。

宿泊も可能ですので、温泉巡りを楽しむ拠点にしてもいいですね。

■そのほか沿線の温泉と入浴施設を一挙ご紹介!

太平洋に面したこの日高本線沿いには、海を見ながら入浴できる温泉がいくつもあります。

写真:温泉によっては露天風呂から海が見えるところも!

日高町の沙流川温泉 ひだか高原荘

単純硫黄冷鉱泉で、自然の中でくつろげる温泉宿泊施設。露天風呂はありませんが、サウナがあります。

・所在地:沙流郡日高町字富岡444-1
・TEL:01457-6-2258
・日帰り温泉利用時間:10:00〜21:00(受付20:30)※毎週月曜日は14:00〜21:00(受付20:30)
・料金:大人500円、中学生300円、小学生200円、幼児無料

日高町のとねっこの湯

低張性アルカリ性低温泉。入浴に適した温度を保つために加温している源泉掛け流しの温泉です。温泉は大浴槽と露天風呂で、露天泡風呂や気泡湯ヘルストンなどは井水を加温しています。

・所在地:日高町字富浜223-140
・TEL:01456-3-4126
・日帰り温泉利用時間:10:00〜22:00(受付21:30)
・定休日:第3月曜日(祝日の場合は翌日)
・料金:大人500円、中学生300円、小学生200円、乳幼児無料

平取町のびらとり温泉 ゆから

強塩冷鉱泉で、体の芯まで温まる柔らかい泉質の天然温泉。大浴場、露天風呂、貸切家族風呂、サウナがあり、ジャグジーや高濃度の炭酸泉の浴槽も設置しています。

・所在地:平取町字二風谷92番6
・TEL:01457-2-3280
・日帰り温泉利用時間:10:00〜22:00(受付21:30) 貸切家族風呂:10:00〜22:00
・定休日:第4月曜日(祝日の場合は翌日)
・料金:中学生以上500円、小学生140円、幼児無料
・貸切家族風呂1時間2700円(別途入浴料がかかる)※要予約

様似町のアポイ山荘

二股ラジウム温泉の湯の華を使用。温泉ではないですが、露天風呂やサウナも完備し、自然に浸たりながらのんびりとくつろげます。

・所在地:様似町字平宇479番地の7
・TEL:0146-36-5211
・日帰り温泉利用時間:10:00〜23:00(受付22:30) 第2火曜日17:00〜
・料金:大人500円、小学生200円、幼児100円、3歳未満無料

新ひだか町の静内おんせん

1899年に地元の人が見つけた歴史ある温泉です。別名「美肌の湯」とも呼ばれるナトリウム炭酸水素塩泉の柔らかいお湯が自慢。

・所在地:新ひだか町静内浦和103 
・TEL:0146-44-2277(日帰り温泉)、0146-44-2111(宿泊)、
・定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
・日帰り温泉利用時間:10:00〜22:00(受付21:30)
・料金:大人500円、小学生300円、幼児無料
・貸切家族風呂1時間1200円(超過30分ごとに600円)※要予約

むかわ町の樹海温泉はくあ

大きな主浴槽のほか、原生林を眺めながらの入浴が楽しめる露天風呂もあり、ゆっくりと温泉三昧できます。

・所在地:むかわ町穂別稲里417-1
・TEL:0145-45-2003
・定休日:火曜(祝日の場合は翌日、7/15〜8/20は無休)、1〜3月は休業
・日帰り温泉利用時間:11:30〜19:00 7/15〜8/20は10:00〜20:00 12月は13:00〜19:00
・料金:大人520円、小学生300円、幼児無料

■ユニークな商品が並ぶ道の駅「サラブレッドロード新冠」

車で温泉巡りをする方にオススメが、道の駅「サラブレッドロード新冠」。ここは交通の便もよく、馬産地ということもあり馬に関するグッズや、道内一の出荷量を誇るピーマンを使用した「ピーマンようかん」や「ピーマンチップス」、大人気のソフトクリームにもピーマン味があります(ミルク味も)。

道の駅の隣には2018年12月にオープンした「にいかっぷキッチン」があり、八百屋、精肉店、鮮魚店、パン・スイーツ店の4店舗が入居。地元や近郊で採れた新鮮な生鮮品やおいしいスイーツを味わうことができますよ。

写真:人気の長いニンジン!

写真:こちらも人気のナガイモ。堆肥に馬ふんを使っているので美味しい野菜ができるそうですよ

・休館日:年末年始(12/30〜1/3)、毎週月曜日(11月〜3月、月曜日が祝日の場合は翌日)
・開館時間:9:00〜18:00(GWおよび7月〜9月)、10:00〜17:00(11月〜2月)、10:00〜18:00(それ以外)
・スタンプ押印時間:開館時間に同じ(休館日に注意!)

■日高食材を愛する「お料理 あま屋」

店主の天野洋海さんは日高の食を愛し、地域を牽引するパワフルな料理人です。地元食材の新たな可能性を探求し、メニューはオリジナリティあふれるものばかり。

日高といえば、「日高昆布」が有名です!天野さんはこの昆布出汁をとても大事にしています。コース料理の始まりはこの昆布出汁の一杯から。地元では昔からお茶代わりに飲んでいた天然の昆布茶。一口飲むとスーッと体に染み渡ります。

写真:美しい! 見るから美味しそうな昆布出汁

この出汁をうまく料理に取り入れているのが「熟成エゾシカのトマトしゃぶしゃぶ」。日高産の熟成エゾ鹿肉を昆布出汁を使った特製トマトスープの中にくぐらせます。つけダレにも角切りトマトが入っていて、鹿肉のうま味を引き立てています。

写真:きれいな色のエゾシカ肉

この料理には外モモ肉を使っています。噛み応えと柔らかさと肉の色、脂身と肉のバランスも絶妙で口に入れた時に油っぽさを感じさせないからです。

もう一つオススメなのが「春ウニ玉手箱」。

日高エリアは北海道の中でも雪が少なく、春の訪れが早い。春になると店の看板メニューになる「春ウニ玉手箱」。これを食べたくて国内外から来店するというからすごいですね。

写真:日高の春を告げる贅沢な一品!

上にのっているウニや海鮮だけじゃない!食べ進めると中からまた海鮮が出てくる驚きも!ウニを醤油に溶いてウニ醤油を作ってウニ丼にかけて食べるのがお店のオススメです。

いかがでしたか?2021年3月までは、廃止予定のJR日高本線(一部代替えバス)を利用して、のんびりした旅もいいですね。

また、門別町や新冠町、静内町は競走馬の牧場が多く、草を食む馬の親子や美しいサラブレットを見ながらのドライブもオススメです。温泉、グルメ、ショッピングなどが揃い、数日かけて旅したいエリアですよ。

(まとめ・文:吉川、編集:hotspring727)

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