縮んだアルパカセーターが復活!縮んだ原因と洗い方など、お手入れ方法を解説

縮んだセーター復活させる技

アルパカ100%のお気に入りセーターを洗濯機で洗ったら、キチキチに縮んで大ショック!何とか戻せないものかと調べたら、シリコン成分の入っているヘアトリートメントを使えば元に戻せるとのこと。さっそく試してみました!

■縮んだ原因は、「スケール」の絡み合い

縮んだ原因は、「スケール」の絡み合い

セーターの取扱い表示には、「アルパカ100%」で「水洗いNG」「ドライクリーニング」のマーク(旧式)が。でもまあ、ウール・おしゃれ着用の洗剤なら洗濯機でも安心みたいだし、ネットに入れて「手洗いコース」でOKね……と、軽く考えて洗ったら大失敗!固いチビTみたいな状態になってしまいました。

フワフワの風合いが、大のお気に入りだったのに(泣)。このまましまっても、ずっと悲しいだけ。これはチャレンジすべき!と、復活ワザを調べました。

まず、なぜ縮んでしまったか。
「ウール」や「毛」などと表示されている動物繊維の表面は、髪の毛のキューティクルのような「スケール(またはセレション)」と呼ぶウロコ状のもので覆われているのだそう。そのスケールが水に濡れて開き、ギザギザになったところを洗濯機でグルグル動かしてしまい、絡み合ったのが原因でした。

■動物繊維には、ヘアトリートメントが効く!

動物繊維には、ヘアトリートメントが効く!

そこで登場するのが、ヘアトリートメント!
どれでもいいという訳ではなく、キューティクルを保護するシリコン成分の一種「アモジメチコン」または「ジメチコン」が入っているものが推奨。毛の表面をコーティングすることで、絡まりが解消され、縮みが元に戻ります。

手元にあったヘアトリートメントを見てみると、「アモジメチコン」発見。さらに「ジメチコン」まで入っていたので、これを使うことにしました。

ところで、今回多くのサイトを見て調べましたが、情報がまちまちでした。
ヘアトリートメントの分量 → 小さじ1、1プッシュ、3プッシュ、15g
つけ置くお湯の温度 → 水、ぬるま湯、30度のお湯
つけ置く時間 → ほぐすだけ、30分、30分1時間、1時間2時間
乾かす・伸ばす道具 → ネットで平干し、ハンガー、スチーム、ダンボール型

1プッシュといっても、いろいろ量ってみましたが、3gだったり4gだったり……今回はそれぞれ一番高めや多めの設定にし、途中経過を見ていきますが、セーターの大きさや状況に合わせて加減するといいでしょう。

■◆手順1 ダンボールを目標サイズより大きめにカット

◆手順1 ダンボールを目標サイズより大きめにカット

濡れたセーターをかぶせても大丈夫な、厚手のダンボールを用意します。

セーターの元の寸法がショップや製造会社のサイトで分かる場合もありますが、今回は分からなかったので、だいたい同じサイズだったグレーのセーターを目標にしました。重ねると、かなり縮んでしまったのが分かります。

濡らして伸ばしたあと、乾くと全体に少し縮むので、ダンボールはさらに若干大きくカットしました。カッターで切るときは、力まかせに一度で切ろうとせず、定規を当てて何度か軽くなぞると、ケガせずキレイに切ることができます。また、切りくずがセーターに付かないよう、掃除機を用意するといいですよ。

◆手順1 ダンボールを目標サイズより大きめにカット

ブルーのセーターのみダンボールに乗せてみると、かなりサイズが違いますね。編み目が固く締まって畳みじわが付き、左右の裾の長さも違っています。

このセーターは襟ぐりから脇に掛けて斜めにきつい編み目があるので、かぶせるときに無理のないようダンボールの袖部分を斜めにカット。普通のセーターでしたら、脇から真っ直ぐ上にカットすると扱いやすいでしょう。ダンボールの切れ目は、ガムテープでふさいでおきます。

■◆手順2 30度のヘアトリートメント溶液に2時間浸す

◆手順2 30度のヘアトリートメント溶液に2時間浸す

30度のお湯にセーターを浸し、ヘアトリートメント(15g)を溶かし入れます(溶けにくいようなら、最初に溶かしておくか、空いたところで少しずつ手で溶かします)。

思ったより30度が冷たいのに驚き。良かれと思って、もっと温かいお湯で洗っていたような気がしますが、それも動物繊維には良くなかったようです。

◆手順2 30度のヘアトリートメント溶液に2時間浸す

2時間つけ置きしますが、1時間半の時点で一旦確認。極力動かさないように、腕の部分を広げてみると、フワーッと伸びました。いい調子!温度もまだ26度。2時間経過したのち、そのまますすがず、そっとネットに入れて洗濯機で1分間だけ脱水しました。できれば最初からネットに入れておくといいです。

■◆手順3 ダンボール型にセットし、裾をクリップで留める

◆手順3 ダンボール型にセットし、裾をクリップで留める

いよいよダンボール型にセット!見事に問題なく入りました。

裾が上がらないよう、幅広のクリップで留めます(クリーニング店からもらったクリップ。100円ショップでも売っています)。前後で裾の長さが違うセーターなので、これでOK。間にタオルなどを挟むと、跡が残りにくくなります。

ダンボールの脇の切れ目は、セット後にズレないようガムテープで仮止めしました。

◆手順3 ダンボール型にセットし、裾をクリップで留める

試しにグレーのセーターを乗せてみると、逆転!大きく伸びています。

■◆手順4 生乾きの状態ではずし、スチームで整える

◆手順4 生乾きの状態ではずし、スチームで整える

しばらく平干しして安定させ、少し生乾きの状態まで乾いたらはずします。クリップの跡を消し全体にふっくらさせるために、アイロンを1cmほど浮かしてスチームをたっぷり当てます。

ダンボール型に乗せてみると、乾いて厚みが出た分、余白ができています。

■ビフォー・アフター!

ビフォー・アフター!

さて、ビフォー・アフターがこちら!
サイズは全体に23cmずつ伸び、型崩れも直りました。

ビフォー・アフター!

着てみると、若干平べったさは残っていますが、アルパカのふんわり感が戻り、サイズも元通り。べたつきもなく、普通の柔軟剤と変わらない、ほのかな良い香りです。

ビフォー・アフター!

編み目もキレイにそろい、うれしい結果となりました!

ヘアトリートメントが、髪の毛だけでなく動物繊維のケアにも効果ありとは。
これで今度セーターを着る時期まで、安心してしまっておけます。

関連記事(外部サイト)