『「反権力」は正義ですか』著者:飯田浩司〜話題の1冊☆著者インタビュー

『「反権力」は正義ですか』著者:飯田浩司〜話題の1冊☆著者インタビュー

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『「反権力」は正義ですか』新潮新書/本体価格760円 (C)週刊実話Web

『「反権力」は正義ですか』新潮新書/本体価格760円


飯田浩司(いいだ・こうじ)

1981年神奈川県出身。横浜国立大学経営学部卒業後、ニッポン放送に入社。『ザ・ボイスそこまで言うか!』アンカーマンを経て、2018年からニュース番組『飯田浩司のOK! Cozy up!』のパーソナリティー。本書が初の著書。



――ラジオの局アナが現場視点で本を書くのは大変珍しいです。どのような反響がありましたか?


飯田 アナウンサーというと完成された原稿を読んだり、司会をしたりというイメージがあると思いますが、ラジオ局はもともと人が少ないので、やれる人が何でもやれ≠ニいうオール遊軍のような感じがあります。私も2012年に夕方のニュース番組のキャスターを始めたころから、現場で取材をしていました。実際に書いてみると反響はさまざまでしたね。リスナーの皆さんは概ね好意的に受け止めてくれました。「沖縄の不発弾処理隊の話などまったく知りませんでした」という感想は、取材者冥利に尽きる思いでした。


――朝の番組『飯田浩司のOK! Cozy up!』の聴取率が好調ですね。


飯田 見出しやイメージだけで引っ張るのではなく、お聴きの方々が考える材料を提供できればと思っています。この本の「はじめに」でも書きましたが、できるだけ根拠となるソースを明らかにし、一次情報を忠実に、そして、私の考えが分かるようにしゃべるよう心掛けています。また、防衛力を増強すると戦争につながる≠ニいった固定観念にとらわれず、柔軟で現実的な議論をしたいと思っています。


愚直にバイアスなしでお伝えできれば

――他局では政権批判ばかりの番組も多いですね。どの様に感じていますか?


飯田 我が国は表現の自由がありますので、尊重すべきだろうと思います。私も政権批判をしますので、否定はしません。ただ、反権力ありき≠ナスタンスを決めてしまうのは不適切で、事実をありのままに伝え、是々非々で議論するべきと思います。例えば、東日本大震災の被災地では日々、復興が進んでいます。しかし、一部メディアはかわいそうな被災者像≠探しに毎年3月に東北に出掛けて行きます。そのほうが、政権の不作為を際立たせることができるからです。今はネットでそうした取材は批判されるようになりました。最初からスタンスを決めず、政策ごと、トピックごとに何が私たち国民にとってベストなのか、みんなで考えるべきだと思います。


――今後、ラジオやネットを通じてどんなことを発信していきたいですか?


飯田 コロナ禍で現場取材が難しくなってきている中、世界中のリスナーから報告をいただいています。みなさんきっと「飯田なら加工せずに伝えてくれるだろう」と信じて送ってきてくれています。その思いを裏切らないよう、今後も愚直に、考える材料をバイアスなしでお伝えできればと思っています。


(聞き手/程原ケン)



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