原案は「レイカとカンゲン」。市川海老蔵が初めての絵本を発表

 歌舞伎役者の十一代目市川海老蔵さんが、初めての絵本を発表した。タイトルは、『すぐそばにある。 働きすぎのパパのおはなし』(KADOKAWA)。原案は「レイカとカンゲン」、親子3人で作った1冊だ。

 原案の「レイカ」は、海老蔵さんの長女で、四代目市川ぼたんを襲名した堀越麗禾ちゃん。「カンゲン」は長男の堀越勸玄くんだ。海老蔵さんは、「文・見守った人」として名を連ねている。絵はマリマリマーチさん。やさしく愛らしい絵で、麗禾ちゃんと勸玄くんの世界を表現している。 コロナ禍のステイホーム期間を経て、海老蔵さんが絵本作りを企画し始めたのは2020年の秋。以降、麗禾ちゃんと勸玄くんのさまざまな案を膨らませて物語を紡ぎ、約1年後、海老蔵親子の絵本が誕生した。 物語は、パソコンに向かう男の人の姿から始まる。疲れきったある夜、画面に浮かび上がった「あそびますか?」の文字。クリックするとあっというまに宇宙へ投げ出され、男の人は子どもの「ぼく」になっていた。次第に、灯篭がたくさん光っているのが見えてきて......。 家族のあり方、働き方、自分との向き合い方。私たちが忘れがちな、本当に大切なものとは? コロナ禍を経験し、さまざまな価値観が変わった今だからこそ伝えたい、海老蔵親子3人のメッセージが詰まっている。

■市川海老蔵さんコメント「絵本作りは一年少し前から始まりました、そして今回本当に絵本になる、すごい事です。関わってくださった多くの方々に感謝です。大切なものはなにか、そこに触れています。ご興味があれば読んでみてください。」

■市川海老蔵(いちかわ・えびぞう)さんプロフィール

 歌舞伎俳優。十一代目 市川海老蔵。十二世市川團十郎の長男として生まれる。1983年歌舞伎座『源氏物語』の"春宮"で初お目見得。1985年歌舞伎座『外郎売』の"貴甘坊"を勤め七代目市川新之助を名乗り初舞台。2004年歌舞伎座にて市川海老蔵を襲名。日本の伝統芸能を次世代に伝えるべく、自主公演にも力を入れている。また国外では、パリ国立シャイヨー宮劇場にて十一代目市川海老蔵襲名披露公演を果たし、近年ではシンガポール、アラブ首長国連邦, ニューヨーク・カーネギーホールにて出演する。2007年にローレンス・オリビエ賞にノミネート、フランス芸術文化勲章シュヴァリエを受章。■マリマリマーチさんプロフィール イラストレーター。 立教大学文学部日本文学科、武蔵野美術大学基礎デザイン学科卒業。絵本作品に『ジャミちゃん』(シロクマ社)、 『かっぱちゃんとこおにちゃんとおばけちゃん』(教育画劇)、など。日本児童出版美術家連盟会員。

※画像提供:KADOKAWA

(BOOKウォッチ編集部)

関連記事(外部サイト)