DXの次に来るのはQX。クオンタムの時代が来る。
2022年01月17日 17時03分 J-CAST_BOOKウォッチ

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さまざまジャンルの専門家をゲストに迎え、社会課題や未来予測などをテーマにイノベーションのヒントを探る文化放送の番組、「浜松町Innovation Culture Cafe」(通称:浜カフェ)。BOOKウォッチも番組に参加しています。
前回2022年1月10日は、「テクノロジーから見る2022年」をテーマに放送。BOOKウォッチ編集部おすすめの本は『量子コンピューターが変える未来』(大関真之 寺部雅能 著、オーム社)。
どんな内容なのかは、記事「量子コンピュータは、実は爆速じゃない?」も合わせてご覧ください。
番組では、株式会社オンギガンツ代表取締役で人工知能研究者の松田雄馬さんと、住友商事株式会社QXプロジェクト代表で東北大学大学院情報科学研究科客員准教授の寺部雅能さんが「テクノロジーから見る2022年」をテーマに熱いトークを繰り広げました。
??現在の取り組み
松田 昨今、デジタルをしっかり学ばなければならない、人材を育成しなければならない、組織を変えていかないといけない、という声がとても高まっています。そこでオンギガンツでは、人材育成や、経営そのものを一緒に並走していくといったことに取り組んでいます。
寺部 QXとは、「Quantum Transformation」です。Quantumは量子です。DXではデジタル技術によって社会が変わりました。次はクオンタムが入ってきて、また社会が大きく変わるだろうと予想されています。 QXプロジェクトとは、量子コンピューターで社会を変えていこうというものです。ただ具体的にはまだそこまで活用法を考えられていないので、総合商社というところで色々なものを生み出していきたいという思いです。
??テクノロジーから見る2022年
寺部 最近では量子コンピューターのハードウェアの進化が凄まじく、気軽に使えるようになってきました。問題によりですが、量子コンピューターは一般的なコンピューターの一兆倍くらい性能が良いです。それでもまだまだ性能の向上が求められており、世の中の役に立つにはまだ時間がかかると思います。 コンピューターはどれだけうまく実現するかのhowの部分を担い、人はwhatを与える部分を担っています。
松田 AIが一般的になってきた世界で、「人間の脳」について改めて考えなくてはなりません。これを知ると人間の脳とAIの違いがわかるので、人間の脳がやるべきことがわかります。 両者は得意分野が真逆なので、デジタルテクノロジーをしっかり理解できます。それぞれの役割を高めていき、補い合っていく必要があります。
次回は、本日1月17日(月)19時から引き続き「テクノロジーから見る2022年」をテーマに放送。 詳しい内容が気になる方は、文化放送「浜松町Innovation Culture Cafe」のエアチェックを! スマホ・PCから「radiko」でも聴けます!
(BOOKウォッチ編集部)
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