獣医師が犬ごはんに「一汁一菜」をすすめる理由とは?

大切な家族であるワンコにだって、いつまでも健康で長生きをしてほしいもの。そんな想いから、愛犬の健康を一番に考えて「手作りごはん」を始める人が増えてきたそうだ。

2019年に発売されたちまちベストセラーとなった『獣医師が考案した長生き犬ごはん』の第二弾となる『獣医師が考案した一汁一菜長生き犬ごはん』(世界文化社)が1月26日に発売された。

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『獣医師が考案した一汁一菜長生き犬ごはん』(世界文化社)

前作では、薬膳の観点をもとにワンコの健康を第一に考えたレシピを考案。「手づくりごはん」初心者でも気軽に続けられると、現在でもなお強い人気を誇る。

今回はますますパワーアップし、ワンコと一緒に飼い主まで健康になれる一汁一菜レシピ集となっている。

目次は下記の通りだ。

第1章 春の一汁一菜第2章 夏の一汁一菜第3章 秋の一汁一菜第4章 冬の一汁一菜第5章 犬種別 食事や生活で気をつけること第6章 一汁一菜のQ&A

「長生き犬ごはん」シリーズの魅力は、何と言ってもすべてのレシピを獣医師が開発・監修している点だ。長年、食によるペットの体調・体質改善について取り組まれてきた林美彩さん、古山範子さんはまさに犬ごはんのプロフェッショナル。医学的視点と薬膳の考え方を融合したレシピは、多くの愛犬家から支持されているので安心だ。

また、栄養価の高い旬のものを取り入れつつ、ワンコの体調や好みに応じて食材を変えることができる柔軟性が魅力。犬種別の食事や生活のポイントも解説しているので、我が子に合った方法を試してみては。

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ワンコの体調や好みもしっかり学ぼう

??なぜワンコに「一汁一菜」なの?

しかしなぜまた、ワンコに「一汁一菜」が必要なのだろうか?

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本書が提案する「長生き一汁一菜」3カ条を紹介しよう。

その1.旬の食材をたっぷりとシンプルに!     体質を合わせると我が子の養生にその2.味つけも調理もシンプルに     ビタミンL(LOVE)も忘れずに!その3.調理法も多彩に取り入れて      ワンコの嗜好性を広げましょう

「一汁一菜」とはその名の通り、おかずと汁物をセットにした栄養バランスのよい食事のこと。あえて主菜と汁物を分けることで「早食い防止」と、無理のない「水分補給」につながるのだ。寒い冬であっても汁物から水分を摂取でき、栄養バランスを考えた手作りということからワンコの体にとって優しい食事となる。

「ワンコは人間の唾液に含まれるような消化酵素を持たず、味を感じる味蕾の数も少ないため、味わって食事をする習慣がない」ことから、早食いになってしまうそうだ。一汁一菜にすると、短い間隔で2回食事することになるため、物理的に早食いを避け、満足感を味わえるという。

また、使用する食材は全てスーパーで揃うので、手軽に始めやすいのもポイント。味付けを変えれば、愛犬と同じご飯をシェアしながら、家族も健康的な「一汁一菜」をベースにできるので、モチベーションも上がるかも。

中〜上級者向けレシピもあるので、「手作りごはん」常連さんにも大満足な1冊となっている。ワンコの体も私たちの体も、食べたものでできている。毎日でなくても、できるところから始めて、家族みんな元気に!

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著者の林 美彩さん(左)と監修者の古山範子さん

■著者・林美彩さんプロフィール

獣医師。毎日の食べるもので体が作られていくという両親の教えのもと、学生時代に飼っていた愛犬・茜を迎えたことをきっかけに、手作り食を学ぶ。大学卒業後は、西洋医学、代替療法両方の動物病院の勤務、サプリメント会社での相談対応に従事。西洋医学と代替療法の良いところを融合させた治療、病気にならない体作り、家庭でできるケアを広めるため、2018年3月に「chicoどうぶつ診療所」を開院。現在、全国より数々の相談を受けている。獣医保健ソーシャルワーク協会所属。

■監修・古山範子さんプロフィール

獣医師。麻布大学獣医学科卒業。愛猫4匹と暮らし、手作り食を中心に犬猫の養生法を提案する、犬猫養生Harmonyを主宰。中山動物病院(茅ヶ崎市)非常勤講師。ペットのためのホリスティックケアセラピスト養成講座講師。日本獣医ホメオパシー学会認定獣医師。日本ペット栄養学会会員。日本獣医動物行動研究会会員。国際薬膳師。獣医保健ソーシャルワーク協会所属。

※画像提供:世界文化社

(BOOKウォッチ編集部)

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