なまけものこそ「億り人」の資質アリ?! 令和の「へそくり三分法」とは?

長引くコロナ禍で、将来の生活やお金に対して不安を抱く人も多いだろう。日本の給料は30年間変わらず、金利は最低金利を更新中だ。そして、平均寿命はどんどん長くなる。将来とお金に関する不安というのもあながち間違いではなさそうだ。今からでも貯金を意識していきたい。

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『貯金ゼロから始める「新へそくり生活」のススメ』(プレジデント社)は、未来への仕送りとして「へそくり」を推奨する。といっても、サザエさんが本の間に挟んでいたような、「昭和のへそくり」ではない。これからの時代に合わせた「新へそくり術」のノウハウを、ファイナンシャルプランナー歴21年、「へそくり専門家」としても知られる山口京子さんが解説していく。

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著者の山口京子さん(画像)

??「いま使うお金」と「将来使うお金」を分ける

14年前に仕込んだiDeCoが2796万円にまでなったという山口さん。「いま使うお金」と「将来使うお金」をきっちり分け、インフレ、経済不安、コロナにも負けない、「新へそくり三分法」を提唱する。スマホを使って自動的に貯まる・増える仕組みを作るのがポイントだ。

すでに実践した人には、手取り15万円でも1600万円を貯めたシングル女性、5年間なにもしていないのにへそくりを100万円増やして子どもの学費380万円を作ったシングルママ、さえないOLから独立起業毎月7万円へそくり、電気が止まる家庭だったのに年収1000万円を突破した人など気になりすぎる成功者が続出している。

とはいえ、お金のことになると数字に強くないといけないのでは...と敬遠しがちだが、「本書の一番難しい計算式は12×5000」と言い切るほど、初心者でも理解できる説明がされている。そして、「新へそくり」は面倒くさがりな人ほど向いているともいえる。

本書のポイントは、次の通り。

◆節約ではお金は増えません。お金を貯めている「気分」だけでなく、今の収入と貯蓄額にあった「へそくり」ができます。◆貯金だけのリスクを正しく理解し、インフレになっても円安になっても目減りしない「へそくり」を仕込めます。◆勉強をしなくても大丈夫。勉強する前にまずは、すぐ使うお金と、定期預金、投資信託、一気に「へそくり」ます。◆算数2でも大丈夫。著者は数学も2。本書の一番難しい計算式は12×5000です。そのレベルで理解できる方法です。◆フリーランスカップルでも大丈夫。著者の夫はミュージシャンで「定期預金って何?」と聞いた人です。◆家計簿に挫折していても大丈夫。とっととへそくり、普段使うお金だけを見て暮らしましょう。◆世界中の株に投資をします。それは世界中の会社が一気に倒産することはないからです。チャールズ・エリスも勧めています。◆100円からできます。もう「お金がないからへそくれない」なんて言わせません。◆物を買うときは無くなった時だけ。服も、明日着るものがなくなったら買うというルールがわかれば無駄遣いは減らせます。◆少額でも始める、自分を責めず、あきらめないことが大事。どんな少額でもいいから自分を信じて続けることです。◆なまけものこそ、へそくり億り人の切符を握っています。へそくりを仕込んだら忘れるしやめるのも面倒なので、お金が増えます。◆やさしいお金持ちになれます。お金を使うときに、物やサービスにたずさわる人を思い、感謝の気持ちを忘れない人になれます。

少額でも始められる方法が紹介されているので、上級者向けの投資が怖い人にもオススメだ。まずは、毎月100円からチャレンジしてみては?

■山口京子さんプロフィールフリーアナウンサーから、お金好きが高じ2000年にファイナンシャルプランナー資格を取得。証券外務員、生命保険、損害保険、宅地建物取引士の資格も取得し「くらしとお金の関係」をレベルアップさせるプロフェッショナル。『貯金ゼロから始める「新へそくり生活」のススメ』ほか著書多数。プライベートでは、新婚当初世帯収入20万円台から、持ち前の貯めワザで庭付き一戸建てを購入し2年で完済できるお金を貯める。投資初心者に「絶対にドキドキしない誰でもできる投資法」を伝え、老後難民を救うのがミッション。

※画像提供:プレジデント社

(BOOKウォッチ編集部)

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