4月6日〜15日は春の交通安全運動。子どもと学べる交通ルールの本4選

 2022年4月6日(水)から15日(金)までの10日間、春の交通安全運動が実施される。この機会に、子どもと一緒に「交通ルール」や「安全」について考えたい。 でも、「飛び出しちゃダメ」「青になったら渡ろうね」と言って聞かせるだけでは、ピンとこない子どももいるのでは。そこで、物語やイラストで、子どもと交通ルールを学べる本を紹介したい。

『たろうのおでかけ』(福音館書店)村山桂子 作/堀内誠一 絵

 たろうは、仲良しのまみちゃんの誕生日を祝いに、動物たちといっしょに出かけた。プレゼントはすみれの花とアイスクリーム。たろうはうれしくて走り出す。アイスが溶けるのも心配で、大急ぎだ。けれど危険なことをするたびに、町の大人たちに「けがをするから、だめ!」と注意される。けがをするのはいやなので、たろうはしぶしぶしたがう。そして無事にまみちゃんの家に着き、我慢したぶん思いっきり原っぱをかけ回る。 1966年の初版から、長年読み継がれている名作絵本。「危険でいっぱいの町を通り抜けて、友だちにアイスクリームを届ける」というわくわくするストーリーで、説教くさくならずに楽しく交通ルールを学ぶことができる。『おさんぽのおやくそくだもの』(あかね書房)きだにやすのり 作/わたなべあや 絵

 こちらは、可愛いくだものが活躍する交通ルール絵本。りんごくんとあおりんごちゃんが、いっしょに公園へ行く。「あ! くるまがきたよ」走ってくる車に興味しんしんのりんごくん。このままではぶつかってしまう! すると、あおりんごちゃんが「てをつないでとまろうね」。 無事に道路を渡ったりんごくんとあおりんごちゃん。ところが、りんごくんが道路の向こうを歩く友だちを見つけて、車が来ている道路にパッと飛び出してしまう! りんごくん、どうなる。 危ない! という瞬間をお話の中で体験できるから、交通安全を守る意識が身につく。なぜこうすると危ないのか? こんなときどうしたらいいだろうか? を、りんごくんとあおりんごちゃんといっしょに、やさしく学んでいこう。『こうつうあんぜん どうするの? やさしくわかる ぼうさい・ぼうはんのえほん』(金の星社)せべまさゆき 絵/国崎信江 監修/WILLこども知育研究所 編著

 わかりやすい解説で交通を学ぶ、知識絵本。交通ルールを知っている? 信号機はどう見るの? これ一冊で交通安全の基本が網羅できる。巻末には大人向けの解説つきも。親子で正しい知識を勉強しよう。 「やさしくわかる ぼうさい・ぼうはんのえほん」シリーズは全5巻。交通安全の他にも、地震・津波、台風、火事、誘拐・迷子といった「もしも」のときの知識を学ぶことができる。『子どもが安全にくらすために読む絵本 わるいのはじてんしゃ? 第2版』(ベースボール・マガジン社)タナカヒロシ 作/中谷靖彦 絵

 ここまで紹介した3冊よりも上級生向け。子どもが自転車に乗るようになったら、知っておきたいルール・マナーをまとめた本だ。子どもにも伝わりやすい物語ページと、資料ページの2部で構成されている。 子ども自身がけがをするだけでなく、他人にけがをさせる加害者になってしまうかもしれない自転車。安全に乗るために、ヘルメットの着用義務、並走禁止、夜間無灯火禁止など、自転車のルールを押さえておきたい。また第2版は、2020年6月30日から施行されている改正道路交通法にもとづいた改訂版だ。ぜひ第2版を活用してほしい。

※画像提供:福音館書店、あかね書房、金の星社、ベースボール・マガジン社

(BOOKウォッチ編集部)

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