7歳?10歳? 小学生の「お金」の教育。始め時はいつ?

 親なら誰しも、子どもには将来お金に困ってほしくないと思うもの。しかし、お金について、何歳から何を教えればいいのかわからないという人も多いのではないだろうか。 子どものうちから「お金の仕組み」や「お金の大切さ」に触れることは、子どもの将来の収入に大きくかかわってくる。小学生のうちから、親子で一緒に「お金」について学べる本を4冊紹介しよう。『最新版 子どもにおこづかいをあげよう!』(主婦の友社)藍ひろ子 著/西村隆男 監修

 子どもが最初に手にするお金である、お小遣い。定期的なお小遣い制の家庭は減り続けているというが、子どもが将来独り立ちしたときのことを考えると、「お金を自分でやりくりする」習慣をつけておくことはとても重要だ。お小遣いはその練習にぴったりだろう。 本書は、親子で「おこづかいプログラム」を決めて実践するための本。前半は、子どもも楽しめるマンガで「コウショウ(交渉)」「ヨサン(予算)」「ケイヤク(契約)」などお金をもらうプロセスを学び、ワークシートを使ってプログラムを実践する。後半は大人向けに、子どもにお金の教育をする意義と「おこづかいプログラム」の有効性について解説している。 本書によれば、お小遣いスタートの最適年齢は5〜6歳だそう。今子どもが小学生なら、今すぐ「おこづかいプログラム」を始めよう。早ければ早いほど、お金の感覚がより身につく。

『お金の教育がすべて。7歳から投資マインドが身につく本』(かんき出版)ミアン・サミ 著

 こちらは、7歳からのお金の教育。金融マンとして成功し、個人資産が10億円を超えているという著者が、子どものうちに身につけておくべき「お金の信念」と、「お金の仕組み」「お金の歴史」の知識を伝えている。 著者はパキスタン人の両親をもち、勉強のことよりも「会社の奴隷になるな」「無駄なものに投資するな」などとお金について教わって育ったそうだ。学校の成績よりもファイナンシャルリテラシー(お金に関する幅広い知識)が重要だと言うサミさんが、子どもたちに伝えたいこととは? わかりやすい言葉で書いてあり、親子で読んで学ぶことができる。

『図解 はじめて学ぶ みんなのお金』(晶文社)エディ・レイノルズ他 著/マルコ・ボナッチ イラスト浜崎絵梨 訳/伊藤元重 監修

 つづいても、お金の仕組みを網羅的に学べる本だ。「お金はなんのためにあるの?」「銀行に預けたお金はどこへいくの?」「国内総生産(GDP)ってなに?」これらを、あなたは子どもにわかるように説明できるだろうか? 投資、ローン、利子、税金、保険......。学校では教えてくれないけれど、人生を生きるうえで必要なお金の基本知識を、本書はイラスト・図解でわかりやすく解説している。込み入ったお金の仕組みも、イラストでなら理解がしやすい。原書の対象年齢は8歳以上だが、大人でも「なるほどそういうことか!」と思う内容があるだろう。ぜひ親子で読んでほしい。 本書はイギリスで生まれ、現在世界13ヶ国で読まれている。世界経済に通用する知識ということだ。広い世界で、一生使えるお金の知識。子どものうちに身につけておかない手はない。

『子どもが10歳になったら投資をさせなさい』(青春出版社)横山光昭 著

 最後は10歳以上向けの、お金の運用実践だ。「10歳で投資」と聞くと「早い!」と思うかもしれないが、著者の横山さんいわく、「10歳前後になると、子どもたちは『お金は使ったらなくなってしまう』ということ以上に、先を見すえたお金の使い方ができるように」なる。このタイミングでお金について学ぶと、子どもの金銭感覚が一気に磨かれるのだ。特に投資のことは、大人のような余計な思い込みがないので、吸収がいいと横山さんは言う。 金融庁のデータによると、投資信託を5年間保有している場合は元本割れする可能性もあるのに対し、20年間保有していればすべて年率2〜8%の運用益を得ているそうだ。子どもには、大人にはない「時間」がある。10歳という年齢は、金融の世界に足を踏み入れるのに最適なのではないだろうか。

※画像提供:主婦の友社、かんき出版、晶文社、青春出版社

(BOOKウォッチ編集部)

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