「論破しない」ひろゆきのコミュニケーション術。

 インターネット掲示板「2ちゃんねる」の創設者、ひろゆきさん。わかりやすく軽妙なトークで絶大な支持を集めている彼は、一見、「コミュニケーションの達人」のようにも見える。ところがひろゆきさんは、「僕自身はむしろコミュ障の部類」と言う。それはなぜだろうか? 勘違いされがちな「コミュ力」の本当の意味と、"コミュ障"でもできるひろゆき流コミュニケーションテクニックを一冊にまとめたのが、『無敵のコミュ術』(宝島社)だ。本書からは、メディアに見せている「論破王」の顔とは違う、本当の「コミュ力」とは何たるかを心得ている舞台裏のひろゆきさんが見えてくる。

 ひろゆきさんといえば「論破」で人気だが、本書の「はじめに」でひろゆきさんはこう言っている。

 本来、コミュニケーションとは、他人と良好な関係を築くためのものだと思うのですね。 だから、僕は取引先と仲良くして仕事をもらうタイプですし、部下を本気で怒ることもない。仕事以外でも、自分がどんなに正しい主張をしていようと、相手を追い詰めて顔をつぶしたり、恥をかかせたりするのは、頭のいい行為ではないと思うのでやりません。

 私たちがいつも見ている「論破王」のイメージとは、だいぶ違って見えるのではないだろうか。 ひろゆきさんの「論破」は、あくまでもエンターテインメント。ひろゆきさん自身もそれをよくわかっており、カメラのないところでは、むやみやたらと人を論破することはない。むしろその逆だ。では、どんなコミュニケーションをとっているのだろうか? 「コミュ力が高い」=ひろゆきさんのように口がうまく、ときには「論破」もできてしまうすごい人、と思っている人は要注意。あなたはコミュ力を高めようとして損をしているかも。論破しない、根はコミュ障、そして「たぶん誰にでもできる」コミュニケーションをしているひろゆきさんから、改めて本当の「コミュ力」を教わろう。

【目次】第0章:コミュ障でもなんとかなる!第1章:会話の「型」を知る第2章:がんばらない勇気第3章:人とうまくつきあう第4章:的確に伝える第5章:人を動かす

■ひろゆき(西村博之 にしむら・ひろゆき)さんプロフィール1976年、神奈川県生まれ。1999年にインターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2005年に株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任。2006年、「ニコニコ動画」を開始。2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年に英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。 おもな著書に『1%の努力』(ダイヤモンド社)、『論破力』(朝日新書)、『無敵の独学術』(宝島社)などがある。

※画像提供:宝島社

(BOOKウォッチ編集部)

関連記事(外部サイト)