「贅沢でなくても...」意外と堅実? 真栄田郷敦が語った「将来の目標」

 5月16日発売「AERA(アエラ) 5月23日号」(朝日新聞出版)の表紙は、NHKのドラマ「カナカナ」で地上波の連ドラ初主演を務める眞栄田郷敦さん。デビューして3年、さまざまな人や作品との出会いや、俳優としての意識の変化や目標を語った。

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 高校生まで音楽一筋、父(千葉真一)や兄(新田真剣佑)の出演作も知らず、映画もドラマも見ない生活を送っていたという眞栄田さん。2019年、映画「小さな恋のうた」で俳優としてデビューして以来の三余年で、俳優としての意識を変えた人や作品との出会いがあったという。

 デビュー作は僕にとってすごく大きかった。この作品に出会わなかったら、絶対に役者をやってないと思うし、やりたいとも思わなかった。「小さな恋のうた」のプロデューサーや監督、いろいろな人との出会いやご縁があって背中を押してもらい、「やってみよう」と踏み出せたことが大きかったと思います。

 また、現場で作品に向き合う姿勢は、二階堂ふみさんとの共演で学んだ。昨夏のドラマ「プロミス・シンデレラ」の現場で、二階堂さんが監督とディスカッションしている姿を見て、「僕も演じる側として自分の意見を伝えよう」と思えたと言い、「ぶつかり合いながら作品を作りたい」と語っている。

 主演する「カナカナ」は4月からNHKで新しく始まったドラマ枠の第2弾。「新しい枠に挑戦させてもらうことにワクワク」しながら、主演だからと言って「引っ張っていくぞ」という気持ちではなく、「この作品に対する思いを誰よりも持っておこう」という意識で現場にいるという。

 将来については「贅沢できなくても自由に生活したい」という堅実な生き方と、一方、役者としては野望を秘めた大きな目標も語っている。そして、芸術作品とも言える、花々と融合した眞栄田郷敦さんの写真の数々は必見だ。

??広瀬すずが感じた「壁」

 公開中の映画「流浪の月」に主演する広瀬すずさんのインタビューも掲載されている。

 この映画は李相日監督作品。かつて出演した映画「怒り」も李監督作品だったが、その時は思うような芝居ができずに悔しい思いをしたため、「また参加したい」という思いをあたためてきたという。

 デビュー10周年を迎え、人と比べるより「この世界が好きだな」という自分目線に変われたという広瀬さんだが、一方で役者として"壁"も感じると話す。

 私は14歳でこの仕事を始め、運よくすぐにお仕事をたくさんいただけるようになったので、学校に行く日よりもお仕事に行く日の方が圧倒的に多かったんです。普通に学校に通って就職するという経験を全くしていないので、そういう役を演じる時は想像でしか演じられない。恋愛にしても、「流浪の月」の更紗のように同棲経験があるわけでもない。李監督とも、「もっと人生経験を豊富にしていかないと、今後はより壁を感じるのではないか」という話をしました。

 普通の人の役を演じることが多いにも関わらず、いわゆる"普通"の経験ができていない。広瀬さんは、そんな状況に「危機感」を覚えているという。しかし、同時にその壁を解決するヒントも見えてきたようで......。広瀬さんのいまの思いを詰め込んだインタビューをお楽しみに。

??巻頭特集は「インフレ時代の資産防衛」

 巻頭では、「インフレ時代の資産防衛」を特集し、物価高騰が生活を直撃しているなかで、今できることを総ざらいしている。資産運用の入門編として、基礎知識を得るために役立つ。また、本誌が力を入れる「ウクライナ侵攻」についての記事は、「5月9日のプーチン演説」を詳細に読み解いている。対独戦勝記念日の演説から「ウクライナ」という言葉が消えた意味、演説の最後の言葉が変わった意味を、朝日新聞論説委員が解説する。子育て中の方々は特に心配が募る「原因不明の子どもの急性肝炎」についての記事も。いまわかっていることを詳しく医療の専門ジャーナリストが記事にしている。

 さらに、4月から始まった連載・大宮エリーさんが同じ東大出身者と語り合う「東大ふたり同窓会」には小沢健二さん、King Gnu井口理さんがホストを務める人気の対談連載「なんでもソーダ割り」は、ゲーム実況者・YouTuberのわいわいさんがゲストとして登場する。

 今号にはこのほか、以下のような記事を掲載している。

韓国新大統領就任で「日韓関係」改善への期待と懸念米中間選挙前に「トランプ劇場」復活 分断があおられる「鉄鎖の女性」が浮かび上がらせた現代中国の闇海や川、山での事故を防ぐ 「水温17度未満は要注意」"フル出社圧"で寝つきが悪化現代の肖像 角野隼斗(ピアニスト、音楽家)立川志の輔×森下佳子 落語から生まれた「大河への道」瀬戸内寂聴 傷口にペン先を当てた女の一生ミュージカルの帝王・山口祐一郎「世界で最も濃密な時間を」キャンプの達人たちのコアな世界半端な数は信頼感与える

画像提供:朝日新聞出版

(BOOKウォッチ編集部)

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