腸のどこが凝ってる? 便秘に悩んだときの「ほぐし技」

 ストレスを感じるとお腹にきやすい、よく便秘や下痢をくり返す......そんな悩みのある人は、「腸をほぐす」セルフマッサージを試してみてほしい。

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『肩こり 便秘 たるみ むくみ うつうつを自分の手でときほぐす! ひとりほぐし』(日経BP)崎田ミナ 著

 『肩こり 便秘 たるみ むくみ うつうつを自分の手でときほぐす! ひとりほぐし』(日経BP)では、頭から顔、首、お腹......と、全身に使える「究極のほぐしワザ」がマンガで図解されている。前回は、本書の第2章「全身の緊張をやわらげてリフトアップ! 整筋で『頭ほぐし』」を紹介。

 今回は、第6章「便秘、冷え、ガス腹、ストレス腹に みぞおちからへそ下の『腸ほぐし』」から抜粋し、お腹の硬いところを探す方法や、腸をセルフマッサージする手順を紹介したい。

 監修している看護師・齊藤早苗さんは、大学病院などに勤務後、米国で開業資格を取得し腸のヘルスケア指導を行なってきた実績がある。現在も、腸の内側の汚れを除去する医療行為「コロンハイドロセラピー」(腸内洗浄)に取り組み、YouTubeチャンネル「宿便・便秘解消!膣内洗浄」でも腸についてわかりやすい情報を発信している。

??寝ながら「腸こりチェック」!

 本書の魅力のひとつは、わかりやすく精緻なイラストだ。腸のイラストを見ると、想像よりも立体的で大きいことがわかる。

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『ひとりほぐし』から(?崎田ミナ)

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『ひとりほぐし』から(?崎田ミナ)

 おへそから下には小腸があり、肋骨のすぐ下には大腸の曲がり角。肋骨の下から骨盤まで、すっぽり腸があるのだ。寝ながら触ってみると、より正確な内臓の位置がわかるそう。

 お腹の中の様子がイメージできたら、「腸こりチェック」で、お腹が硬くなっているところがないか探してみよう。硬いところは、自分がほぐすといい箇所なのだという。

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『ひとりほぐし』から(?崎田ミナ)

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『ひとりほぐし』から(?崎田ミナ)

 寝ながらひざを立てて、腹筋の力も抜けた状態でお腹を触ってみてほしい。硬さや張り、痛み、たまっている感じがあるのはどこだろうか。コンディションの良いお腹は、押しても柔らかくて痛くないとのこと。

 硬くなっている箇所がわかったら、そこに効くほぐし技をさっそく試してみよう。まずは、腸全体をゆらして温めるところから。

 ただし、お腹に痛みがあるときや婦人科系の疾患があるとき、妊娠中、月経中、下痢のときは控えるよう注意してほしい。

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『ひとりほぐし』から(?崎田ミナ)

 本書の第6章では「部位別"腸こり"ほぐし」として、「左上ほぐし」「左横ほぐし」「下腹部ほぐし」「みぞおちほぐし」の4種のやり方を紹介している。

 ここでは、その中でも「便秘の人が硬くなりやすい場所No.1」として図解されている、左下腹部・下行結腸をマッサージする「左横ほぐし」を紹介したい。

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『ひとりほぐし』から(?崎田ミナ)

 あおむけに寝た状態からスタートする。手順は以下の通り。

1. 軽く腰を床から上げる。両手を重ね、左腰骨内側の硬いところからおへそに向かって、斜め上に押し上げる(3回)。2. 上げた腰を床に下ろし、下腹部の真ん中を時計回りにゆっくり円を描く(10回)。3. 左手をグーにして、左下腹部の硬い部分に、強い力で10秒間押し当てる(3セット)。4. 左わき腹から下腹部へ向けて、チューブをしごくように強めに押し下げる(10回)。

 崎田さんによれば、7日〜10日続けて腸をほぐしてみると、変化を期待できるそう。

 夜寝る前などに時間をとって、さっそく「腸ほぐし」を実践してみよう。便秘の人はもちろん、そうでない人にとっても、腸の活性化に役立つだろう。

 本書を見ていくと、頭や腸だけでなく、自分の体がどうなっているのかがわかる点がとてもいい。著者の崎田さんが読者と対話しているような感じで『ひとりほぐし』のやり方を教えてくれる。目次は、こちらを参照してほしい。『ひとりほぐし』をすることによって自分の体にしっかり向き合うことができる一冊だ。時間のあるときに、気づいたときに開いて、少しずつマスターすることで、ちょっとした不調を自分で解消できるきっかけにしてみてはどうだろう。

■崎田ミナさんプロフィール

イラストレーター、漫画家。1978年、群馬県生まれ。武蔵野美術大学短期大学部グラフィックデザイン科卒業。ヨガ通いによって、長年のうつ病を克服。著者の『自律神経どこでもリセット! ずぼらヨガ』『自律神経どこでもリセット! もっとずぼらヨガ』(共に飛鳥新社)、『職場で、家で、学校で、働くあなたの疲れをほぐす すごいストレッチ』(エムディエヌコーポレーション)はいずれもベストセラーとなる。ほかに、『肩コリ・腰痛・冷え・メタボ・不眠をリセット! くう、ねる、うごく! 体メンテ』(マガジンハウス)がある。

■監修者・齊藤早苗さんプロフィール

コロンハイドロセラピスト。看護師として大学病院などに勤務後、2000年に米国で腸内洗浄の研修を受け、開業資格(米国)を取得。便秘やぽっこりお腹に悩む女性に腸内洗浄を施術しながら腸のヘルスケア指導を行う。現在、対馬ルリ子女性ライフクリニック銀座(東京都中央区)にてコロンハイドロセラピーを行うとともに、セミナーや講演会も。著書に『美腸やせ』(主婦と生活社)、『腸をキレイにする 腸からやせる』(日経BP)などがある。

※画像提供:日経BP

(BOOKウォッチ編集部)

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