松下洸平「虚無感がとてつもない」仕事の瞬間を告白

 8月1日発売の「AERA(アエラ)2022年8月8日号」(朝日新聞出版)。注目は、松下洸平さんがホストを務める対談連載「松下洸平 じゅうにんといろ」だ。井浦新さんをゲストに迎えて3回目となる今回は、役者の先輩である井浦さんに、松下さんが役作りの際のアプローチの仕方などを尋ねている。

◼️仕事中の「虚無感がとてつもない」瞬間

 役作りにおいては、監督やプロデューサーのビジョンを軸に芝居や気持ちを整えた上で、直感的に「面白くないと思ったことはやらない」ことを重視している、と語る井浦さん。対して、松下さんは「役を自分の中に入れていくのではなく、自分自身が役に入っていくタイプ」で、役作りの際は、自分自身の価値観をなるべく排除しているという。

 役に入り込むタイプの松下さん。実は、長期間同じ役を演じ続けると、本来の自分がわからなくなってしまい、作品が終わったあと、抜け殻のようになることがあるのだとか。特に、すぐ次の役作りに移らなければならないときには「虚無感」すらあると告白する。

 今やっている作品が終わると、すぐ次の作品がくるじゃないですか。ひとつしかない器が、パンパンになっているのに、カバンの中には、もう次の台本が入っているわけです。次の作品に入るまでの2、3日の短いスパンでどうするのか。焦って、器の中身を全部バッシャーとしたこともあるんです。でも、その瞬間の虚無感はとてつもない。(松下さん)

 記事にはほかにも、井浦さんと松下さん、それぞれの「役とのサヨナラの仕方」などについてのトークが収録されている。

 

◼️いま乗っておきたい地方鉄道10選

 今号の表紙は、34歳という若さで首相に就任し、NATOへの加盟申請で話題を呼んだフィンランドのサンナ・マリン首相。誌面では、5月にマリン首相へ単独インタビューを行った記者が、取材の様子を回顧している。

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「AERA(アエラ)2022年8月8日号」(朝日新聞出版)

 また、巻頭特集「やっぱり鉄道が好き!」では、乗っておきたい地方鉄道を厳選10路線、美しい写真と共に紹介。100年以上前と同じ自然が車窓に流れる函館線、JR西日本で唯一の鉄道遺産である木次線、四万十川に沿ってトロッコが走る予土線など、鉄道好きがすすめる全国の路線を取り上げている。ほか、都市圏での新線ラッシュの問題点を指摘する記事や、石川さゆりさん、六角精児さんなど、鉄道好きの著名人へのインタビューも掲載されている。

 さらに、8月6日公開の映画「ONE PIECE FILM RED」にちなみ、「ワンピースは生き方そのもの」と題して漫画「ワンピース」を特集。映画に登場する歌姫ウタを演じる気鋭のシンガーAdoが「ONE PIECE」の魅力について語る貴重なインタビューも収録している。「ワンピース」に関われることが信じられず、最初話を聞いたときに洋服のワンピースの話かと勘違いしたこと、ウタはネガティブな感情や怒りの感情も持っていて、「人間臭いところは、自分とも少し似ている」と感じたことなどを語っている。

 今号にはこのほか、以下のような記事を掲載している。

新型コロナワクチン「14億円分」23区で廃棄佐藤優さんが読み解く「民主主義の危機」保育士の給与上がらず、保育の質低下新しい世界の「窓」 ミニシアターの先駆け「岩波ホール」閉館「独身おじさん友達いない問題」をもっと考える苦しみ越え描き上げた 広島の高校生が被爆者と制作した182点世界を席巻する"伊藤潤二ワールド"アイズナー賞2年連続受賞の快挙小室圭さんが3度目の司法試験 「じゃない人」を叩く構図連載「棋承転結」 羽生善治 ツイッターに兎がくつろぐ様子

画像提供:朝日新聞出版

(BOOKウォッチ編集部)

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