「介護資金は、親の預貯金を使えばいい」と思っているあなたは......痛い目をみるかも!?

 親の介護資金は大丈夫? 「大丈夫! うちの親、けっこう貯め込んでるらしいから、いざとなったらそれを使うよ」と目論んでいる人......甘い! 親の預貯金は、親が認知症になったら最後、実子でも事実上動かせないのだ。 「以前、認知症の母の代わりにATMで預金を下ろそうとしたら、教えられた暗証番号が違っていて、冷や汗ダラダラものでした」......そんな、お金に泣かされる介護を経験したエッセイストの鳥居りんこさんが、介護本格スタート前に知っておくべきお金のポイントを教えてくれる『増補改訂版 親の介護をはじめてみたらお金の話で泣き見てばかり』(双葉社)が発売された。

 本書の内容は鳥居さんのハードな介護実体験から導き出されたもの。たとえば、「親の具合が悪くなる前に最低限やっておきたいことチェックリスト」には、以下のような項目がある。

・親のキャッシュカードや実印・印鑑登録カード、マイナンバーカードの有無・「子供や孫名義の預金」や「生命保険」があるのか、ないのか・「ゴルフ会員権」「リゾート会員権」などがあるのか、ないのか

 特にゴルフ会員権は、退会手続きが終わっていないと、100万円単位の会費を請求される例もあるのだとか......。さらに、施設や病院の出費も痛いもの。あなたのところは準備万端? お金はどんどん減るしかないのか......とくじけてしまいそうになるが、心強い話もある。行政サービスを駆使すれば数万円単位の払い戻しを受けられるケースがあるのだ。鳥居さんの場合は、介護費用と医療費を併せて節約できる「高額医療・高額介護合算療養費制度」を駆使して、約6万円が戻ってきたという。 しかし、もちろんそのお金も簡単に手に入るわけではない。立ちはだかるのは、「もんのすごくわかりにくい」申請書などの高いハードル......。でも大丈夫。経験者・鳥居さんが、本書でていねいに教えてくれる。 費用を1円でも安くして、お財布と心に余裕のある介護ライフを!

※画像提供:双葉社

(BOOKウォッチ編集部)

関連記事(外部サイト)

  • 記事にコメントを書いてみませんか?