父親に強姦され、自殺した友人の遺骨を奪い最後の旅へ――。話題作『マイ・ブロークン・マリコ』が映画化

 2022年9月30日、永野芽郁さん主演、タナダユキさん監督による、WEBコミック発の傑作漫画をもとにした実写映画『マイ・ブロークン・マリコ』が公開される。

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『マイ・ブロークン・マリコ』(KADOKAWA)

 原作は、平庫ワカさんの初連載作品。「COMIC BRIDGE」で2019年7月に第1話を発表してから瞬く間に話題となり、2020年1月に刊行されたコミックスは、文化庁メディア芸術祭漫画部門新人賞、TV Bros.コミックアワード2020大賞、このマンガがすごい!2021オンナ編第4位ランクインなど、各漫画賞を受賞した。

◼️友達の遺骨と海を目指す

きいてよ シイちゃんママね また出てっちゃった私が悪いんだって私のせいなんだって私が「誘惑したから」お父さん私に「手ぇ出しちゃったんだ」って

 友達のマリコが死んだ――。しかも自ら命を絶ったらしい。ニュースでそれを知ったガラの悪い女・シイノは、先週遊んだばかりの親友の死にショックを受け、今からでもマリコのために何かできないかと考える。そして、娘をひどい目にあわせたマリコの父親からマリコの遺骨を力づくで奪ったシイノは、昔二人で「行きたいね」と話し合っていた海へと向かう。

 しがない社会人の主人公が、助けられなかった友達の骨を持って、海を目指して旅にでる。壊れてしまった女同士の魂の結びつきと、この世に残された側の心の葛藤を描いた、傑作ロマンシスストーリー。

 映画版はカナダ・モントリオールで行われたファンタジア国際映画祭で最優秀脚本賞を受賞し、試写会で一足早く鑑賞した原作ファンからも絶賛する声が相次いでいる。永野芽郁さんが主人公シイノを、その親友・マリコを、『半分、青い。』で永野と共演した奈緒さんが演じる。

 読んでいて時折胸が苦しくなる本作。映画ではどのように描かれるのか、期待が高まる。

画像提供:KADOKAWA

(BOOKウォッチ編集部)

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