「鳥肌モノでしたよ」音楽家・高橋幸宏を振り返る

 2023年6月6日ことし1月に逝去したミュージシャン・高橋幸宏さんの音楽活動の歩みを振り返る本『高橋幸宏、音楽家の肖像』(リットーミュージック)が発売される。

book_20230525152103.jpg

 本書は、音楽制作の月刊誌『サウンド&レコーディング・マガジン』(通称:サンレコ)に掲載された、高橋さんのインタビュー&ライブ・レポート計21本を再録したもの。共同制作者が語るエピソード、ヒストリーの解説、ディスコグラフィなど、新規コンテンツも収録。高橋さんの音楽家としての姿を多角的に振り返ることができる内容となっている。

book_20230525152116.jpg

 たとえば、1995年発売の『Fate of Gold』については、そのエンジニアリングを手掛けた中山大輔さんが証言。「幸宏さんのドラムに変わったときのドライブ感は、鳥肌モノでしたよ!」と当時を回想している。髙橋さんが打ち込みのドラムを自身の生ドラムに差し替えることになると、そのビフォーアフターを聴きたいがために、事務所から録音現場へみんなが集まってきたという。

book_20230525152133.jpg

book_20230525152131.jpg

【CONTENTS】●フォト・アルバムPortrait as a Musician●ヒストリータイムラインで辿る、高橋幸宏の「軌跡」と「奇跡」 by 布施雄一郎●ディスコグラフィWorks by Yukihiro Takahashi 1973-2022●インタビュー&ライブ・レポート・アーカイブス【Solo Works】1983年3月号 ソロ活動について1986年9月号 『...ONLY WHEN I LAUGH』1990年5月号 『Broadcast From Heaven』1992年4月号 『Lifetime,Happy Time 幸福の調子』1995年1月号 コンシピオ・スタジオ1997年11月号 『A Sigh of Ghost』2001年8月号 『A Dog Smiled』2006年5月号 『BLUE MOON BLUE』2006年7月号 Apple Store, Ginza + Sound & Recording Magazine workshop2013年8月号 『LIFE ANEW』2014年9月号 『TECHNO RECITAL』『PHASE』【THE BEATNIKS】1982年2月号 『EXITENTIALISM 出口主義』2011年11月号 『LAST TRAIN TO EXITOWN』2018年7月号 『EXITENTIALIST A XIE XIE』【SKETCH SHOW】2002年10月号 『audio sponge』2003年4月号 『tronika』2004年1月号 『LOOPHOLE』【METAFIVE】2016年12月号 『METAHALF』【Live Reports】1989年8月号 サディスティック・ミカ・バンド2003年2月号 SKETCH SHOW2009年2月号 pupa【Tribute】2023年4月号 高橋幸宏、音楽家の肖像●名盤制作エピソード『WILD & MOODY』 飯尾芳史『Fate of Gold』 中山大輔『Page By Page』 ヴァレリー・トレベルヤー『黒船』(サディスティック・ミカ・バンド) 今井裕●表紙アーカイブスYukihiro on the Cover of S&R 80~90'sYukihiro on the Cover of S&R 00~20's

※画像提供:インプレスホールディングス

(BOOKウォッチ編集部)

関連記事(外部サイト)

  • 記事にコメントを書いてみませんか?