「PS5 Pro」発売のうわさマジかよ まだ「PS5」が買えないのに

ゲーム機「プレイステーション(PS)5」の性能を向上させた「PS5 Pro」が、近い将来に登場する――。こんなうわさが、インターネット上に浮上している。

メーカーのソニー・インタラクティブエンタテインメントから公式発表は、ない。信ぴょう性は不透明だ。現行機のPS5がいまも入手困難ななかで、新モデルが出るというのか。

■米ユーチューブチャンネルが発端

前世代機「PS4」は、日本では2014年2月に発売。それから3年弱で、上級モデルがリリースされた。2016年11月に登場の「PS4 Pro」だ。高画質な「4K」での映像出力に対応した。

PS5の発売日は、2020年11月12日だ。

「PS5 Pro」のうわさの発端は、9.6万人の登録者を抱える「RedGamingTech」という米国のユーチューブチャンネル。ゲームに関するニュースや、ゲーム機向けの半導体についての解説動画を扱っている。

「RedGamingTech」は2021年に投稿した動画でも、PS5の新型が登場する可能性があると主張。22年3月9日公開の動画では、複数の情報筋の話として「PS5 Pro」という機種が2023年か2024年に発売される可能性があると話した。

「情報筋の話は間違っている可能性がある」としたうえで、PS5 Proのシステムの処理性能は、通常の映像描写で2倍、光や影の表現に関わる「レイトレーシング」では2.5倍速くなると説明。加えて、ゲームの世界に入ったかのようなプレーを楽しめるVR(仮想現実)機器「PlayStation VR」でのゲーム体験をより向上させるつくりになると話した。

動画の内容は、テクノロジーニュースサイト「エンガジェット」日本語版、海外では映画や漫画に関するニュースを配信しているメディア「comicbook」で3月22日に取り上げられた。

国内ツイッターではエンガジェットの記事が拡散され、話題に。23日朝6時ごろには「PS5pro」がトレンド30位にランクインした。だがツイッターユーザーからは、「PS5自体がまともに買えないのにProが出るのか」との反応が相次いだ。

同種のうわさは、たびたびユーチューブ上に流れる。パソコンの計算を担う装置「CPU」やゲーム関連の情報を発信している「Moore's Law Is Dead」という米国のチャンネルも、21年9月8日の動画で「PS5 Pro」が2023年後半?24年に発売されると主張している。

■ソニーでは抽選で販売

PS5の品薄は、今も解消されない。それなのに新機種のうわさが出たのだから、驚きの声が相次ぐのは無理もない。

ECサイト「アマゾン」で、PS5のディスクドライブ搭載モデル(通常価格5万4978円・税込、以下同)の販売状況を調べた。3月23日現在、アマゾン公式以外の業者が10万9800円と高値で販売している。

アマゾンの価格推移がわかる非公式ツール「Keepa」によると、新品は2022年1月上旬から中旬にかけ12万〜13万円程度。1月末ごろからは基本的に10万9800円で維持されている。

フリマサイト「メルカリ」では7万8000円〜9万円が相場で、高額転売が続いている。抽選販売は複数取扱店で毎月のように実施されており、「ソニーストア」では3月16日〜18日に申し込みを受け付けた。ただ、抽選以外だと定価で見かけることはほぼないのが現状だ。

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