「謎フレーズ探偵」ハゲの数え歌 @

「ハゲの数え歌」の謎を調査

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以前、「でぶでぶひゃっかんでぶの歌」の記事を書くために、いろんな人に話を聞いて回っていた時、「そう言えば、ハゲの数え歌ってのもあったな!」と、偶然何かを思い出して一人で笑い出した人がいた。
どうやら、「でぶでぶひゃっかんでぶの歌」の最後のフレーズ、「ひかるはおやじのハゲ頭」が、ハゲの数え歌を思い出すきっかけになったらしい。


しかしその時は、「でぶでぶひゃっかんでぶの歌」の調査をしている真っ最中で、同時進行で他の歌の調査までする余裕はなかったので、「ハゲの数え歌」については、また改めて話を聞かせてもらうことにしていた・・・・・・。


で、今回ようやく時間が出来たので、改めて「ハゲの数え歌」について、詳しく話を聞きに行って来たという訳だ。
ちなみに「ハゲの数え歌」というのは「通称」で、実際はどんなタイトルだったのかはよく分からないとのことだった。
そしてこのとき教えてもらった、「ハゲの数え歌」がこちらになる(↓)。


「ハゲの数え歌(A)」

ひとつふたつはいいけれど
みっつ、三日月ハゲがある
よっつ、横ちょにハゲがある
いつつ、いつでもハゲがある
むっつ、向こうにハゲがある
ななつ、ななめにハゲがある
やっつ、やっぱりハゲがある
ここのつ、ここにもハゲがある
とうで、とうとうつるっぱげ


ご覧の通り、「どうしようもね〜」歌である。
しかしこの歌、私はなんだか聴いたことがあるような気がするのだ。
ということは、以前調査した、「でぶでぶひゃっかんでぶの歌」と同様に、昭和50〜60年代に小学生の間で流行っていた歌だったのかもしれない・・・・・・。


そこでいつものメンバーに協力を仰ぎ、「ハゲの数え歌」の調査を本格的に始めることにした。
で、調査を進めて行くうちに分かって来たことは、「でぶでぶひゃっかんでぶの歌」を知っていた人は、「ハゲの数え歌」についても知っていた、もしくは聴いたことがあると答えた人が多かったということだ。


ということは、やはり「ハゲの数え歌」は、「でぶでぶひゃっかんでぶの歌」と同時期に流行っていたということになるのだろう。
で、この「ハゲの数え歌」、調べて行くと、歌詞にいくつかのバリエーションがあったので、続けてご紹介してみたいと思う・・・・・・。


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「ハゲの数え歌(B)」

ひとつふたつはいいけれど
みっつ、みんなにハゲがある
よっつ、横にもハゲがある
いつつ、いっぱいハゲがある
むっつ、むこうにハゲがある
ななつ、ななめにハゲがある
やっつ、やっぱりハゲがある
ここのつ、ここにもハゲがある
とうで、とうとうつるっぱげ


「ハゲの数え歌(C)」

ひとつふたつはいいけれど
みっつ、右にハゲがある
よっつ、横にハゲがある
いつつ、いつものハゲがある
むっつ、むこうにハゲがある
ななつ、なんだかハゲがある
やっつ、やっぱりハゲがある
ここのつ、ここにもハゲがある
とうで、とうとうハゲ頭


じつはこの「ハゲの数え歌」、これ以外にも、いくつか歌詞が違うものが出て来たのだが、基本的には最初にご紹介した「A」の歌詞と全くいっしょで、ワンフレーズだけ別の歌詞にすり替わっているものばかりだった。
そして、「B」と「C」に関しても、歌詞は「A」と半分近くが重なっており、これはどう考えても、元歌があったはずである・・・・・・。


歌詞が変化している部分に関しては、人から人へ伝わる際に、聞き間違えて覚えてしまっていたり、今回思い出してもらった時に、記憶があいまいな部分を、「こんな歌詞じゃなかったかな」と、無意識のうちに補完してしまったとも考えられる。


現実に以前調査した、「でぶでぶひゃっかんでぶの歌」に比べると、歌詞をはっきりと覚えていた人は少なくて、みんな思い出すのに時間がかかっていた。


そしてこの「ハゲの数え歌」、今回ご紹介したもの以外に、もしかしたらこれは別系統なんじゃないかと思えるものがいくつかあった。
元歌を探る前に、次回はそこから手をつけてみたいと思っている・・・・・・。

(画像上、スイフヨウは花期が長くて、まだ咲いている。画像下、イボバッタは都市部でも普通に見られる・・・・・・)