「謎フレーズ探偵」ハゲの数え歌 A

"ハゲの数え歌"2系統が存在

Photo_20211116083101

前回から「ハゲの数え歌」についての調査を始めた。
そして調査を進めて行くと、「ハゲの数え歌」には大きく2つの系統があることが分かった。
前回はそのうちの1つをご紹介したのだが、忘れてしまっているかたもいると思うので、ここでちょっとおさらいをしておこう。


「ハゲの数え歌(オーソドックスなもの)」

ひとつふたつはいいけれど
みっつ、三日月ハゲがある
よっつ、横ちょにはげがある
いつつ、いつでもハゲがある
むっつ、向こうにハゲがある
ななつ、ななめにハゲがある
やっつ、やっぱりハゲがある
ここのつ、ここにもハゲがある
とうで、とうとうつるっぱげ


前回はこのオーソドックスな歌詞のものを基本として、いくつかの歌詞のバリエーションをご紹介した。
そしてこの系統は、冒頭の歌詞が必ず、「ひとつふたつはいいけれど」になる特徴がある。


また、歌詞にバリエーションがあるとは言うものの、そのいずれもが、全体の歌詞の半分近くがきれいに重なっており、これはどう考えても元歌があるとしか思えない状況だ・・・・・・。


で、今回はこの「ハゲの数え歌」の元歌を探る前に、これとは別系統と思われる「ハゲの数え歌」の方もご紹介しておこうと思う。
ちなみに歌詞については、先にご紹介している、「ハゲの数え歌A〜C」とほとんどいっしょと思ってもらっていい。
「それなのになんでこれを別系統と言っているのか?」という所に注目して、読み進めて行ってもらいたい。
それではどうぞ(↓)。


「ハゲの数え歌(D)」

ひとつ、人よりハゲがある
ふたつ、不思議なハゲがある
みっつ、三日月ハゲがある
よっつ、横にもハゲがある
いつつ、いつでもハゲがある
むっつ、向こうにハゲがある
ななつ、ななめにハゲがある
やっつ、やっぱりハゲがある
ここのつ、ここにもハゲがある
とうで、とうとうつるっぱげ


Photo_20211116083201

どうだろうか、なぜ私がこれを別系統と言ったのか、その理由が分かってもらえただろうか。
そう、これまでの「ハゲの数え歌A〜C」では、歌い出しが必ず、「ひとつふたつはいいけれど」だったのだが、この「D」では「ひとつ」と「ふたつ」にも、それぞれ別個に歌詞が割り当てられているのだ。


それでは、この別系統の「ハゲの数え歌」をもう1つご紹介しておこう(↓)。


「ハゲの数え歌(E)」

ひとつ、人よりハゲがある
ふたつ、ふもとにハゲがある
みっつ、右にもハゲがある
よっつ、横にもハゲがある
いつつ、いっぱいハゲがある
むっつ、向こうにハゲがある
ななつ、なんだかハゲがある
やっつ、やっぱりハゲがある
ここのつ、ここにもハゲがある
とうで、とうとうつるっぱげ


じつはこの別系統と思われる「ハゲの数え歌」は、これ以外にも2、3見られたのだが、それらは「D」の歌詞のものが、ワンフレーズだけ他のものにすり替わっているだけだった・・・・・・。


で、ここで問題になって来るのが、前回ご紹介した「ハゲの数え歌A〜C」と、今回ご紹介した「ハゲの数え歌D〜E」は、はたして元歌は同じものなのかということである。


全体の歌詞については、確かにどちらの系統もほとんどいっしょで、普通に考えたら、「同じ一つの歌から派生して行ったものなのではないか?」と思ってしまう。
ところが調査を進めて行くと、これがどうもそうではなさそうなのである。


という訳で、次回はいよいよ大詰め、2つの系統があることが判明した、「ハゲの数え歌」の元歌について迫って行きたいと思っている・・・・・・。


(画像上、都市部でもお馴染みの秋の花、セイタカアワダチソウ。画像下、カメラを向けたらうんちをした、クルマバッタモドキの褐色型)