八甲田トンネル開通(2005年2月27日)

八甲田トンネル開通(2005年2月27日)

八甲田トンネル開通から17年

 東北新幹線が埼玉県の大宮駅と岩手県の盛岡駅を結んだのは1982年(昭和57年)6月23日です。1985年(昭和60年)3月14日に上野駅まで延伸され、1991年(平成3年)6月20日に東京駅まで延伸されました。以降は盛岡駅から新青森駅を目指し八戸駅まで延伸されたのが2002年(平成14年)12月1日です。

 従来の東北本線は八戸駅を出て三沢駅・野辺地駅・浅虫温泉駅などを経て北回りで青森駅に向かいました。北回りとなった理由は八戸の西方には八甲田山系があり都市が少なかったことなどがあげられます。また八甲田山系を貫く長距離のトンネルを掘るのは困難だったのです。

 速度向上と所要時間の短縮を重視する東北新幹線では北回りの路線は選ばれず八甲田山系の北側に八甲田トンネルを建設することになりました。東北新幹線は八戸駅から七戸の方面に延伸され青森をめざすことになりました。そして八甲田山系の東側に七戸十和田駅、西側に新青森駅が設置されることになりました。八甲田トンネルは1998年8月に着工され、約7年後の2005年2月27日に貫通しました。その後、トンネル内の整備が進められ、2010年12月4日に東北新幹線の八戸駅−新青森駅間の開業に伴い運用が開始されました。現在、八戸駅から青森駅までの旧東北本線は青い森鉄道として第三セクターの青い森鉄道株式会社によって運用されています。

八甲田トンネル
八甲田トンネル

 八甲田トンネルは七戸十和田駅と 新青森駅の間に位置し青森市東部の東岳山の折紙山の北川の麓を貫いています。その全長は26.455 kmで岩手一戸トンネルの25.808 kmを抜いて陸上鉄道トンネルとしては世界一の長さとなりましたが2005年4月28日にスイスのレッチュベルクベーストンネル(34.577 km)が貫通しわずか2ヶ月で世界一の座を失いました。しかしながら、レッチュベルクベーストンネルは単線であり、複線の陸上トンネルとしては八甲田トンネルが世界一となっています。

【関連記事】

清水トンネルが貫通(1929年12月29日)

青函トンネル営業開始(1988年3月13日)

人気ブログランキングへ