温度計の日(1686年5月14日)

温度計の日(1686年5月14日)

「温度計の日」の由来を解説

 5月14日は「温度計の日」です。この日は水銀温度計を発明し華氏温度(単位:°F)を考案したドイツ人物理学者ガブリエル・ファーレンハイトのユリウス歴での誕生日1686年5月14日(グレゴリイオ歴では5月24日)に由来します。ファーレンハイトが漢字で華氏となったのはファーレンハイトの中国語表記が「華倫海特」であることに由来します。最初の「華」に人名の接頭辞「氏」を加えて華氏となりました。

 ファーレンハイトが華氏温度を提唱したのは1724年です。ファーレンハイトが華氏温度を考案した経緯には諸説あります。

 ファーレンハイトは当時使われていたレーマー温度(霊氏)(注)が日常の温度にマイナス値が現れることに不便を感じていました。そこで自身が測定できる最も低い外気温を0度としヒトの体温を100度とすることにしました。0度は寒剤を使って再現し(-17.8℃)、100度は自身の体温(ヒツジの体温という説もある)37.8℃を測定しました。この100度を12等分しさらに8等分して96等分した0〜96°Fの目盛を作成しました。つまり人工的に作り出せる最低の温度を0°F、人間の平均体温を96°Fと定義したのです。華氏温度によると水の凝固点(氷の融点)は32°F、水の沸点は212度となり、その温度差がちょうど180度になります。

ガブリエル・ファーレンハイトと摂氏と華氏の温度計の比較
ガブリエル・ファーレンハイトと摂氏と華氏の温度計の比較

 また異説としてはレーマー温度では水の凝固点が7.5度、沸点が60度だったため小数点をなくすためにそれぞれに4を掛けて30度と240度にしたという説もあります。ヒトの平均体温を96°Fとし水の凝固点との差を64度になるように調整した結果、水の凝固点(氷の融点)が32°F、水の沸点が212度となったというものです。差を64度としたのは2のべき乗(2の6乗は64)としたからです。

 華氏温度は1960年代まで多くの国で使用されまたが、メートル法で摂氏温度(セルシウス温度、単位:℃)が採用されると華氏温度が使われるようになりました。しかしながら、アメリカ、カナダ、イギリスなどでは体温や気温の表記に未だに華氏温度が使われています。

 摂氏温度Cと華氏温度Fの関係は以下の通りです。

 F = 9/5 × C + 32

 C = 5/9 ×( F - 32 )

(注)1676年に光速は有限であることを発表したデンマークの天文学者オーレ・レーマーが考案した温度?

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