ヨーグルトの日(1845年5月15日)

ヨーグルトの日(1845年5月15日)

ヨーグルト「偶然」から誕生

 いまから5〜6千年前のメソポタミアの遺跡から牛を飼い乳搾りの様子を描いた石板が発掘されています。人類はそれ以前の新石器時代から酪農を始め牛乳を利用してきたと考えられています。

 私たちが普段飲んでいる牛乳は殺菌処理されたものですが古代の人たちは牛から絞ったままの生乳を利用していました。生乳は腐敗しやすいため長期間保存することができませんが、古代の人たちは偶然から保存性に優れたものを作りだしました。人類が生乳を利用し始めて間もなく発見した乳製品はヨーグルトです。生乳に乳酸菌が偶然混入したことによって乳酸発酵が起こり、タンパク質が固められて酸味のある腐敗しにくいヨーグルトができたと考えられています。

 20世紀の初めウクライナの微生物学者イリヤ・イリイチ・メチニコフはブルガリアに長寿の人が多いのはヨーグルトに含まれるブルガリア菌が老化予防に役立っているためと発表しました。メチニコフは老化の原因は大腸菌が作り出す腐敗物質であるとし、ヨーグルトをたくさん食べると大腸が乳酸菌で満たされる老化を予防できると考えました。メチニコフは1908年に食菌作用の研究でノーベル生理学・医学賞を受賞しています。

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 このメチニコフの誕生日1845年5月15日に因んで株式会社明治が5月15日を「ヨーグルトの日」と制定しました。後に腸内細菌や乳酸菌の研究が進むと腸内細菌のバランスが健康に深く関係していることが判明し、メチニコフの説が正しかったことが証明されました。

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