ビスマルクの鉄血演説(1862年9月30日)

ビスマルクの鉄血演説(1862年9月30日)

ビスマルクの鉄血演説を紹介

 「現在の大問題は演説や多数決ではなく鉄と血でこそ解決される」。1862年9月30日、プロイセン王国の議会が軍拡問題で混乱したときにオットー・フォン・ビスマルク首相がドイツ統一について論じた熱血演説の言葉です。

 「Nicht auf Preußens Liberalismus sieht Deutschland, sondern auf seine Macht; Bayern, Württemberg, Baden mögen dem Liberalismus indulgieren, darum wird ihnen doch keiner Preußens Rolle anweisen; Preußen muß seine Kraft zusammenfassen und zusammenhalten auf den günstigen Augenblick, der schon einige Male verpaßt ist; Preußens Grenzen nach den Wiener Verträgen sind zu einem gesunden Staatsleben nicht günstig; nicht durch Reden oder Majoritätsbeschlüsse werden die großen Fragen der Zeit entschieden – das ist der große Fehler von 1848 und 1849 gewesen – sondern durch Eisen und Blu」

 「ドイツが注目しているのはプロイセンの自由主義ではなく力である。バイエルン、ヴュルテンベルク、バーデンはそれぞれの自由主義を認めるだろうがプロイセンの役割を割り当てることはないだろう。プロイセンはその力を結集し好機のために保持しなければならない。好機はすでに幾度も逃してきた。ウィーン条約後のプロイセンの国境は健全な政治を行うにはふさわしくない。現在の大問題は演説や多数決によってではなく鉄と血でこそ解決される。

 1862年、プロセイン国王のヴィルヘルム1世はプロセイン議会で軍制改革が拒否されると「軍制改革が議会の承認を得られないなら無予算統治も辞さない」としてビスマルクを首相に任命しました。ビスマルクはプロイセンの法学者・政治家であるフリードリヒ・ユリウス・シュタールが提唱した空隙説「主権者である国王は憲法に明確な規定がないために起こる空隙を埋める権力がある」を唱えて軍制改革を行いました。そして富国強兵によりドイツ統一を進めたのです。

ヴィルヘルム1世とビスマルク
ヴィルヘルム1世(左)とビスマルク(右)

 このビスマルクの鉄血政策でプロセイン王国は軍事力を高めるため優れた大砲(鉄)と兵(血)を揃えることになりました。優れた大砲を作るためには高純度の鉄が得られる製鉄技術が必要となりました。高純度の鉄を作るためには溶鉱炉の温度管理が必要です。しかしながら溶鉱炉の温度は温度計では測定することができません。そこで職人が鉄の色を見て温度を判断しましたが、より正確な温度を知る必要がありました。そこで鉄の色と温度の関係の研究が進んだのです。この研究が後の量子力学の幕開けとなったのです。続きは【関連記事】をご覧ください。

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