神主は食べていけない 収入は年間数十万程度で会社員などを兼業しているケースも

神主は食べていけない 収入は年間数十万程度で会社員などを兼業しているケースも

記事まとめ

  • 東北のある神社の宮司は「もうすぐ震災から6年ですが、うちの復興はまだまだ」と話す
  • 三つの神社の宮司を兼ねているが、収入は、年間数十万円程度で平日は地元企業の社員
  • 「震災以降の神社運営は、完全に会社員としての給料からの持ち出し」と語っている

神主は食べていけない 末端神主たちの神社本庁への嘆き

今も日本会議の中枢にいるとされる生長の家出身者らは、多くが70歳を超える。だが、日本会議に後継者になるような若手の姿がほとんど見えてこない。生長の家の元信者は語る。

「われわれは谷口雅春先生の教えを絶対として、『天皇国日本』を守るため闘ってきた。しかし教団は政治から撤退し、今は安倍政権を支持しないとまで言う。死期まで見えてきたわれわれに、青春を捧げてきた教団による“救済”はどこにもない。雅春先生の思想の片鱗(へんりん)だけでも感じられる日本会議の活動には、少しだけでも心が落ち着くところがあるんです」

 日本会議とは現実政治への真剣な参画活動というより、今は亡き谷口雅春の幻影を追う老闘士たちの、悲しい自己への慰めであるのかもしれない。(一部敬称略)

(季刊「宗教問題」編集長・小川寛大)

※AERA 2017年1月16日号

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