【森友学園問題】今後の展開によっては、安倍晋三首相の進退に飛び火する懸念も

【森友学園問題】今後の展開によっては、安倍晋三首相の進退に飛び火する懸念も

記事まとめ

  • 森友学園問題をめぐり、政府は籠池氏の証人喚問を受け入れることを決定した
  • 森友学園問題の展開によっては、安倍晋三首相の進退に飛び火する懸念もある
  • 首相が来年の総裁選に出馬せず、岸田文雄外相に禅譲するのではとの声も聞かれる

証人喚問で新たな籠池リスク、体調不良でポスト安倍の声も

証人喚問で新たな籠池リスク、体調不良でポスト安倍の声も

最近は顔色が冴えない安倍首相

「答弁には気をつけてくれと、何度も言っただろ!」

 3月14日、官邸で安倍晋三首相は稲田朋美防衛相に対し、こう語気を荒らげ叱りつけた。

 安倍氏の苛立ちは、連日、野党から森友学園疑惑追及を受ける腹いせを稲田氏にぶつける形となった。

「自分の後継者として、政調会長などの要職に登用してきた期待に応えられない失望が怒りに火をつけた」(首相に近い自民党議員)と見る向きが強い。

 政府・与党内には渦中の籠池泰典理事長が小学校設置認可申請を取り下げたことを受け、森友疑惑は「フェードアウトしていく」(官邸幹部)空気が広がっていた。

 政権がいちばん敏感になっている支持率低下も概ね5ポイント程度にとどまり、後半国会で焦点になる天皇の退位特例法案や共謀罪法案に提出のめどがついたこともあり、「目の上のたんこぶの小池百合子都知事に対して、党本部全体として戦う」(自民党幹部)ことを確認し、7月の都議選に照準を絞り活動を活発化させようとしていた。

 しかし、籠池氏が3月16日、野党の視察団に「首相から(昭恵)夫人を通して100万円をもらった」と暴露したことで事態が急変した。

 このため、「稲田氏の自主的辞任を促し、野党の追及をかわすバーター戦略もある」(同)として、稲田氏の首を取引材料に幕引きを図るとの観測も一部あった。

 だが、政府は野党側が求めていた籠池氏の証人喚問を受け入れることを決めた。

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