村上ファンド系が出光株を保有、昭シェルとの経営統合に新たな火種

村上ファンド系が出光株を保有、昭シェルとの経営統合に新たな火種

Photo by Yasuo Katatae

旧村上ファンド関係者が運営する投資会社が、石油元売り大手の出光興産株式を保有していることが本誌の取材で分かった。合計2%前後の株式を保有しているとみられる。

 旧村上ファンドは経営陣に対して増配などの株主還元や経営改善策を積極的に求めていくアクティビストファンドで、いわゆる「物言う株主」。代表を務めていた村上世彰氏が証券取引法違反で逮捕・起訴されたことで同ファンドは解散したが、その後、C&Iホールディングスやレノなど、旧村上ファンド関係者が投資会社を立ち上げ、旧村上ファンド同様に積極的に経営陣へ株主提案をしている。最近では電子部品専門商社の黒田電気に投資し、経営陣と対立していた。

 出光は昭和シェル石油との経営統合を目指しているが、大株主である創業家の反対で統合プロセスが暗礁に乗り上げている。旧村上ファンド系投資会社の登場で、創業家との騒動の他に、新たな“火種”が生まれたことになる。

■背景に株主還元不足か

 出光興産首脳は、いくつかのファンドが株式保有をしていることを認めた上で、「まだ具体的な要求もなく、コンタクトはとっていない」とを話す。だが、これから旧村上ファンド系投資会社がどのような要求を突き付けてくるかわからず同社経営陣の間では困惑が広がっている。

 旧村上ファンド系投資会社が出光に目をつけた背景の一つには、出光の株主還元不足があるとの見方がある。

続きはダイヤモンド・オンラインで
(会員登録が必要な場合があります)

1

関連記事(外部サイト)