ジーンズ出勤が、日本企業を「マーケティング・カンパニー」に変える?

ヒット商品の裏には必ず「インサイト」あり。消費者がモノを思わず買いたくなってしまう心のスイッチ――「インサイト」を活用し、新しい市場を切り拓く方法とは。国内での新規事業の創出だけでなく、インドや中国といった海外進出の際に実際に使われた方法もまとめた新刊『戦略インサイト』。本連載ではそのエッセンスや、マーケティングに関する最新トピックを解説していきます。

■「ジーンズ出勤」の何が、良いのか?

オフィスでの服装は、どんどんカジュアル化が進んでいます。
1990年代の「カジュアルフライデー」に始まり、2000年代には「クールビズ」が浸透。最近では、「脱スーツ」に向けて、ジーンズやスニーカーでの出勤を認める動きが広がっています。IT系の企業など、服装の自由度がもともと高かったオフィスに加え、堅い業界の大企業でも取り入れるところが増えてきました。パナソニックは、本社をはじめ、国内の職場で(工場などを除く)、服装を自由化しました。

「スーツから脱することで、型や形式にはまった働き方から脱する」「服装を自由にすることで、自由に発言できる雰囲気をつくる」などが、その効果として期待されています。
また、服装をカジュアルにすると、スーツのときよりリラックスでき、アイデアを出しやすくなるとも言われています。

それらに加え、筆者が注目している効果に、「消費者になれる」があります。

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