日本からなぜ「ブラック校則」はなくならないのか

TBSラジオ『Session-22』でパーソナリティを務め、日々、日本の課題に向き合い続けてきた荻上チキによる新刊『日本の大問題――残酷な日本の未来を変える22の方法』が7月19日に刊行された。【経済】【政治】【外交】【治安】【メディア】【教育】――どこをみても「問題だらけ」のいまの日本の現状と、その未来を変えるための22の対応策がまとめられた同書のエッセンスを紹介していきます。

■理不尽すぎる「ブラック校則」

 学校というのは特殊な政治になっていて、一般社会の論理が通じないような状況になっています。大人は疲れたと思ったらコーヒーやお茶を飲み、お菓子を食べ、タバコを一服し、外に伸びをしに行ったりします。しかし、高校までの学校ではそれは許されません。

 ストレス解消ができなくなると、当然、ストレスがたまっていきます。でも、ストレスがたまるにも限界がありますから、子どもは何らかの形でストレスを発散させるような行為に出る。その一つの手段がいじめや暴力になってしまうわけです。

 もちろん「ストレス発散=暴力」とはかぎりません。人によって、発散の仕方が違うのは当然です。しかし、いま述べたように、さまざまなアクションが禁じられているのが学校です。授業中は廊下に出るな。学校の外に出るな。買い物に行くな。食べるな。

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