知らないと大損しかねない!金融商品広告「怪しい数字」のカラクリ

知らないと大損しかねない!金融商品広告「怪しい数字」のカラクリ

Photo:PIXTA

■「ゆとりある老後に必要なお金は1億円」この金額の根拠って一体何?

 金融商品や保険商品を売るために便利な「調査結果」や「数字の見せ方」というものがある。パンフレットに書いてあることをそのまま信じてしまうと、買わなくてもいい商品を買う羽目にもなり得るので、「便利フレーズ」のカラクリを知っておきたい。

「ゆとりある老後を送るのに必要なお金は月35万円」

 金融商品のパンフレットによく掲載されているこのフレーズ、一度は目にしたことがあるだろう。出所は生命保険文化センターが3年に1回行う「生活保障に関する調査」のアンケート結果である。

 10年以上前、大手証券会社が「ゆとりある老後に必要なお金は月38万円(当時の調査結果は38万円だった)、老後の期間が25年なら約1億円必要です」とナレーションを付けたCMを流していた。実際には公的年金の年収もあるので、1億円のお金がないと暮らせないわけではないが、ゴールデンタイムで流すテレビCMで「1億円」と言い切るのは、なかなか思い切った戦略だなと驚いた記憶がある。

 さて、この調査結果のカラクリを解説しよう。ポイントは2つある。

 ひとつ目のポイントは、「質問の仕方」だ。「月38万円」は次の2つの質問により導き出されている。

 ひとつ目の質問

「あなたは、老後を夫婦2人で暮らしていくうえで、日常生活費として月々最低いくらぐらい必要だとお考えですか」

 →アンケート結果は、平均月22万円。

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