500万円の滞納税を払えと言われた「能天気脱サラ自営業者」の悲劇

500万円の滞納税を払えと言われた「能天気脱サラ自営業者」の悲劇

Photo:PIXTA

■借金なら債務整理できるが税金は払わなければならない

 家計相談をやっていると、自営業者の方の相談もよく受けます。収入が足りないといった問題以外で多いのは、「経費」と「生活費」の切り離しが上手にできず、支出の把握がしにくくなっていることです。この場合、会社の運営にかかっている費用と、生活にかかっている費用とを切り離していくことで、家計は改善へ向かっていくことが多いものです。

 ところが、厄介なのは「滞納」関係。いわゆる“脱サラ”して自営業となる人も多く、そういう人は今までの経験上、社会保障費や税金関係に疎い傾向があります。会社員は、すべて給与から天引きになっているからです。にもかかわらず、自営になった後も自動的に支払っていると思ったり、関係ない話だと思ったりしている人が少なくないのです。

 もし、相談内容が「借金」であれば、状況によって債務整理なども視野に入れて解決を目指すこともできるのですが、滞納関係、特に“税金”はどうにもできません。債務整理の対象にはならず、なんとしてでも支払わなければならないからです。

 数年前に家計相談に来たJさん(47歳)も、脱サラして独立後、税金の滞納を指摘されて困ってやってきた1人です。独立して4年。自営業は確定申告しなければいけないということを認識しておらず、ずっと無申告でした。

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