「投資で成功し続ける」ために身につけたい鉄血宰相ビスマルクの生き方

「投資で成功し続ける」ために身につけたい鉄血宰相ビスマルクの生き方

「投資で成功し続ける」ために身につけたい鉄血宰相ビスマルクの生き方の画像

リーマンショックなど多くのファンドが損失を拡大するような状況でも、常に圧倒的な利益を獲得してきた現役ヘッジファンドマネジャーの塚口直史氏による連載。話題の新刊『一流の投資家は「世界史」で儲ける』の内容を中心に投資家にとって有益な情報だけをお伝えしていく。

■時代の変化を感じることができているか?

 私が今年読んでいた本に、『征西日記』という幕末の武士が綴った日記があります。

 1864年に第14代将軍徳川家茂が上洛した際に、将軍の親衛隊として江戸から同行してきた侍の日記です。彼が滞在していた163日にわたる京都の日常が記されています。

 当時の京都では、尊王攘夷を唱える浪士たちが、日々殺戮を繰り広げていたといわれています。

 そもそもそうした物騒な京都に将軍が上洛した理由も、攘夷を天皇に約束せよという長州を中心とした反幕勢力の宮廷外交が功を奏した結果のことでした。ちなみに、将軍の上洛自体229年ぶりの極めて異例のことでした。

 ところがこの日記では、そのような剣呑な世相は一切姿を現しません。将軍の側に使える当時21歳の幕臣が、毎日のように友人とお互いの宿を行き来し、青春を謳歌している姿が生き生きと描かれています。

 尊王派の諸士による将軍暗殺予告の落首が掲げられている京都で、というところに驚きを感じます。

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