飲料業界を襲う不安、ペットボトルごみ問題がにわかに浮上

飲料業界を襲う不安、ペットボトルごみ問題がにわかに浮上

飲料業界関係者は「現時点でペットボトルのごみが処理し切れないという話は聞かない」と口をそろえるが、どうなのか。実態は9月にもまとまる環境省のアンケート結果で明らかになる Photo by Hiroaki Miyahara

この需要期を無事に越せるか──。今、飲料業界は不安に襲われている。というのも、飲料の容器としてもはや欠かすことのできないペットボトルのごみ問題がにわかに浮上しているからだ。

 発端は、中国が昨年末に行った廃プラスチックの輸入禁止にある。

 実は使用済みペットボトルは資源として輸出されている。家庭ごみとして出されるペットボトルは、中をすすいで汚れを落としたり、ラベルやキャップを取ったりして捨てられることが多い。そのため、国内にもリサイクルを請け負う処理業者がいる。

 しかし、自動販売機の横や駅のごみ箱などに捨てられるペットボトルは中身が残っていることもしばしばで、缶や瓶、その他のごみとごちゃ混ぜになっていることも少なくない。もともとペットボトルは鉄やアルミといった金属と比べて「くず」の価値が低い上、こうしたペットボトルはリサイクルするのに手間がかかるため、輸出という選択肢が取られがちだった。

 日本から海外に輸出されるペットボトルの量たるや2017年で24万トンだ。その87%を受け入れる一大輸出先が中国で、縫いぐるみの中綿などにリサイクルしていた。

 ところが、である。廃プラを洗浄した汚水を垂れ流す処理業者が問題視されるなど、中国国内で廃プラ処理へのバッシングが増加。これを背景に昨年7月、中国政府が廃プラの輸入禁止を発表した。

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