マーケティングの必須能力・インサイト“力”の鍛え方:右脳と左脳を行き来する

ヒット商品の裏には必ず「インサイト」あり。消費者がモノを思わず買いたくなってしまう心のスイッチ――「インサイト」を活用し、新しい市場を切り拓く方法とは。国内での新規事業の創出に加えて、インドや中国といった海外進出の際に実際に使われた方法もまとめた新刊『戦略インサイト』。本連載ではそのエッセンスや、マーケティングに関する最新トピックを解説していきます。

■インサイトを戦略的に活用するためには、“右脳”と“左脳”の両方が欠かせない

人は、理屈だけでは動かない。
人には、論理的に物事を考え理性的に判断する「左脳」と、感覚的に物事をとらえ直観的に判断する「右脳」がありますが、いつも左脳だけで理性的に行動しているわけではありません。
モノを買うときも、性能や価格から理性的に「左脳」で商品を選ぶとは限りません。
「なんとなく、こっちが好き」とか「このブランドのほうが、かっこいい」など、感覚的・直感的に「右脳」で選ぶことも多いでしょう。

だから、人の行動の理由を探るとき、そして人の気持ちを探る場合も、左脳で理屈ばかりを考えていても、真実にはたどりつけません。
日常生活の中でも、例えば、パートナーの気持ちを推し量るのに、右脳の直観力は欠かせないでしょう。

また、「人がこういう気持ちでいるのなら、こういう新商品が考えられるのではないか」という「インサイトからアイデアを発想する」ためにも、右脳が必要不可欠です。

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