Jリーグ「外国人枠撤廃」で日本人選手が育たなくなる、は本当か

Jリーグ「外国人枠撤廃」で日本人選手が育たなくなる、は本当か

8月26日のマリノス戦でプレーするポドルスキ(左)とイニエスタ(右)。この試合では最大6人の外国人選手が同時に起用された 写真:YUTAKA/アフロスポーツ

四半世紀を迎えたJリーグの歴史で初めてとなる光景が生まれた。横浜F・マリノスへ電撃的に加入したFW久保建英が、17歳2ヵ月22日と史上2番目の年少ゴール記録を樹立した26日の明治安田生命J1リーグ第24節で、対戦相手のヴィッセル神戸が6人の外国籍選手を同時に起用したのだ。ベンチ入りできる外国籍選手の上限が3人と定められている中で、プレーする選手の過半数を外国籍選手が占める、前例のないケースはなぜ生まれたのか。Jリーグ内で議論されて久しい外国籍選手枠の撤廃を踏まえながら、FCバルセロナとスペイン代表で一時代を築いたビッグネーム、アンドレス・イニエスタが加入して注目を集めるヴィッセルの現状を追った。(ノンフィクションライター 藤江直人)

■ヴィッセル神戸が外国籍の選手を同時に6人起用できた「カラクリ」とは?

 21世紀生まれの唯一のJリーガーが眩い輝きを放ったノエビアスタジアム神戸のピッチで、四半世紀を迎えたJリーグの歴史上で初めてとなる光景も生まれていた。

 FC東京から横浜F・マリノスへ電撃的に期限付き移籍したばかりのFW久保建英が、出場7試合目にしてJ1初先発を果たした26日の明治安田生命J1リーグ第24節。スペインの名門、FCバルセロナもその才能に惚れ込んだ逸材は後半11分、鮮やかなJ1初ゴールを決めて先制した。

 この瞬間、対峙していたヴィッセル神戸の選手たちのうち、実に6人が外国籍選手だった。

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