高校球児にガッツポーズや希望球団表明の規制はダメ社会人化を招く

高校球児にガッツポーズや希望球団表明の規制はダメ社会人化を招く

ひとつの事例を問題視して、「以後、一律禁止」としてしまえば、管理は簡単かも知れないが、生徒たちの自由な表現を禁じることになる。これでは、創造性の欠如した人材を世に送り出すことになる Photo:PIXTA

夏の甲子園大会で、投手のガッツポーズや希望球団の表明が物議を醸している。もちろん相手選手をおとしめる行為は禁止すべきだが、自由な表現の発露はどうか禁じないでもらいたい。なぜならそれが、モチベーションの向上やパフォーマンスの発揮を間違いなく促進するからだ。(モチベーションファクター代表取締役 山口 博)

■長すぎるパフォーマンスは不要だが…ガッツポーズ自体は悪くない

 夏の甲子園大会は、大阪桐蔭の史上初となる2度目の春夏連覇で幕を閉じた。例年以上の熱戦が繰り広げられたが、物議を醸した出来事が2つある。

 ひとつは、大会屈指の剛腕といわれたものの2回戦で惜敗した創志学園の西純矢投手が、「必要以上にガッツポーズをしないように」と球審から注意を受けたことだ。もうひとつは、準優勝した金足農業の吉田輝星投手が、プロ志望で「巨人に入りたい」と発言したと報道されたことに対して、高野連事務局長が「注意しようとは思っています」と言っていることだ。

 これを曲解して、ガッツポーズ禁止、志望球団名は言ってはならないという指導が流布することを、私はおそれる。私には、ガッツポーズをすることも、志望球団を口にすることも、いずれも自由な自己表現であるように思えてならない。審判であろうと、高野連であろうと、必要以上の制約は、どうか与えないでいただきたいと、声を大にして言いたいのだ。

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