若手社員を「褒めて育てる」のが逆効果になる3パターン

若手社員を「褒めて育てる」のが逆効果になる3パターン

「褒めて育てる」方式を取り入れる企業も出てきているが、一方で、この効果に疑問を感じる経営者や管理職も少なくない(写真はイメージです)Photo:PIXTA

厳しく叱られることなく、褒められて育った若い世代が新人として入ってくるようになった。近頃の若手に対してうっかり厳しいことを言うと、すぐに辞めてしまう。そのため、どの職場も若手の育成には四苦八苦している。そんな若手の離職を食い止めようと窮余の策として「褒めて育てる」方式を取り入れる企業も出てきている。

 ところが、この方式を取り入れたものの、特に改善が見られないため、疑問に感じる経営者や管理職も少なくない。

■褒められると、本当に自信になるのか

 オフィス機器の販売会社に勤める総務部長のAさんも、その1人だ。Aさんは「褒めて育てる」方針の悩みを打ち明ける。

Aさん「弊社も数年前から『褒めて育てる』方針に転換したんです」
筆者「そうでしたか。以前は結構厳しい言葉が飛び交っていましたよね」
Aさん「ええ。パワハラだって大騒ぎになったことがあったり、辞めてしまう人がいたりして…。叱られ弱い人が多いんですよ」
筆者「どこでもそんな感じですね。『褒めて育てる』方針は、上手くいってますか?」
Aさん「できるだけ褒め合うことにしました。褒められれば気持ちよく、やる気になるから当初は上手くいっていると思ったんです。ところが最近は、ちょっと疑問ですね」
筆者「何か不満でもあるのですか?」
Aさん「褒められてばかりいると、若手は現状に満足してしまうんじゃないかって。だから私は、みんなにもっとハングリーに動いてほしいんです」
筆者「なるほど、確かにそういう面もありますね」
Aさん「これからますますグローバル化が進む中で、心が非常にタフな海外の競争相手、ハングリーな連中とやりあっていかなければならないのに、褒められないと気持ちが萎えるっていうひ弱さでやっていけるのか不安なんですよ」

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