TSUTAYA、食べログ…顧客を虜にするビジネスモデルの「甘い罠」

TSUTAYA、食べログ…顧客を虜にするビジネスモデルの「甘い罠」

顧客にメリットを与える仕掛けが、企業の収益に直結しているタイプの企業は強い。彼らのビジネスモデルの共通点は、手がける商品やサービスに、顧客を虜にして離さない「罠」のような魅力があることだ(写真はイメージです) Photo by Ryosuke Shimizu

■なぜ「最強」なのか?顧客を虜にするビジネスモデルとは

 強いビジネスモデルには「罠」がある――。

 成功しているビジネスモデルが、顧客にとって価値が大きいことは間違いない。それがなければ、売り上げが継続的に入ってこないからである。しかし、そうしたビジネスモデルを構築・維持することは、口で言うほど簡単ではない。

 実際、企業と顧客のメリットが必ずしも一致しない、あるいは一部しか一致しないビジネスは世の中に数多くあり、企業はそうした商品やサービスを顧客に売り込むために、多大な人手、時間、コストをかけている。

 それに対して「最強のビジネスモデル」は、顧客にメリットを与える仕掛けがそのまま企業の収益に直結している。そうしたビジネスモデルを持つ企業の商品・サービスは、顧客にとって「罠」のようなものが多い。甘い蜜の匂いで虫を招き寄せ、生け捕りにする美しい植物のようなイメージだ。

 一旦「罠」をつくり上げてしまえば、お客は自ら吸い寄せられてくる。必要以上の人手、時間、コストをかけてお客にアピールすることもないから、企業にとっては実に効率的な仕組みとなる。

 本稿では、そうした「最強のビジネスモデル」を持つ商品・サービスを紹介し、それらが生み出された経緯の分析を通じて、企業やビジネスパーソンに成功するビジネスモデルのヒントを提供したい。

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