日米新通商協議、「戦略的曖昧さ」はトランプに通用するか

日米新通商協議、「戦略的曖昧さ」はトランプに通用するか

Photo:PIXTA

米通商代表部(USTR)の建物は小さい。

 ワシントンを南北に貫く17番通りをはさみ、ホワイトハウスの実働部隊が入居する巨大な「オールド・エグゼクティブ・オフィス・ビル(OEOB)」の真ん前に立つので、校舎のようなたたずまいがひときわ目立つ。

しかし、その建物は南北戦争当時、北軍の司令部に使われた由緒あるもの。当時はリンカーン大統領が頻繁に訪ねてきたという逸話も残る。

 2階にある小さな会議室は、この建物で唯一、各国との交渉に使われる部屋だ。大きなテーブルが置かれ十数人も入れば満員になるこの会議室で、茂木敏充経済再生担当相とライトハイザーUSTR代表が向かい合ったのは8月9日。

 日米の閣僚級による新通商協議(FFR)の第1回会合だった。

■日米交渉の歴史刻む会議室で始まったFFR

 この部屋には日米経済交渉の歴史が詰まっている。

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