「回帰分析」で出た結果を鵜呑みにしてはいけない

「回帰分析」で出た結果を鵜呑みにしてはいけない

Photo:PIXTA

「統計思考」とは、統計学、確率論、あるいはゲーム理論や行動経済学をベースに、情報を客観的に分析して適切な判断を行うための合理的な考え方。著書『できる人は統計思考で判断する』を出版したニッセイ基礎研究所主任研究員の篠原拓也氏が、同書の中から「統計思考」の身につけ方を具体的なケースに基づいて教授する。最終回の今回は、マーケティングや統計調査でよく使われる「回帰分析」の正しい利用法について。使い方を誤ると、間違った推論へと導いてしまうので注意したい。

■回帰分析のどんな点を疑ったらいいのか?

 統計では、「回帰分析」という手法がよく使われます。

 回帰分析とは、簡単に言うと、複数の物事の関係性を明らかにすることです。

 たとえば、「セダンタイプのクルマを買いやすいのはどういう顧客か?」といった自動車販売会社のマーケティング・リサーチ。

「3年2組の国語と英語のテスト結果にはどういう関係があるか?」といった学校教育の効果分析。

 日常生活で、回帰分析が使われる場面はいろいろあります。

 回帰分析の内容は正しいと感じられるため、多くの人は疑うことを忘れてしまいがちです。しかし、回帰分析の結果を安易に信じることは禁物です。

 回帰分析のどんな点を疑ったらいいのでしょうか。具体的に説明しましょう。

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