プラットフォームの成長に欠かせない「ツーサイド・ネットワーク効果」とは何か

グーグル、アマゾン、マイクロソフトに始まり、ウーバー、エアビーアンドビー、イーベイに至るまで、最も大きく、最も急成長を遂げ、最も強い破壊力を秘めた企業の成功の礎となってきたのは、プラットフォームと呼ばれるビジネスモデルである。プラットフォームは、ヘルスケア、教育、エネルギー、政府といった、より幅広い経済的、社会的領域の変革を担いつつある。本連載では、前世紀の戦略論を大きく書きかえ、世界10ヵ国でベストセラーとなった待望の邦訳『プラットフォーム・レボリューション――未知の巨大なライバルとの競争に勝つために』から、エッセンスを抜粋して紹介する。

■ウーバーの成長には、第二のネットワーク効果が働いていた

 ウーバーの成長に作用したのは、「正のネットワーク効果」に続く第二のダイナミクスである。これは「ツーサイド・ネットワーク効果」と私たちが呼ぶものだ。

 前回の記事で、メトカーフの電話における「正のネットワーク効果」の例で、電話利用者がさらに多くの電話利用者を誘い込む点を解説した。ロバート・メトカーフは、ネットワークの加入者数が増えるにつれて、電話ネットワークの価値が非線形的に増加し、加入者間の接続を増やせることを指摘した。

 かいつまんで説明すると、ネットワークにノード(結節点)が1つしかなければ、つながることはできない。

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