定年後に「趣味」が果たす役割は想像以上に大きい

定年後に「趣味」が果たす役割は想像以上に大きい

たかが趣味と侮るなかれ。定年後、あなたの人生を彩る、とても重要な要素となるのです(写真はイメージです) Photo:PIXTA

■仕事人間のままでは、この先、幸せには生きていけない

 私は無趣味です。「趣味は仕事」などとうそぶいていた時もあったのですが、この頃、少し後悔しています。

 私の友人にはそれこそ「趣味の達人」と呼びたくなるような人が少なからずいます。そうした人を見ていて、以前は「仕事に打ち込めないから、趣味に走るのだろう」程度にしか思っていなかったのですが、大きな間違いであると気づきました。

 若い時は家庭も忙しいし、仕事も充実していますから趣味のあるなしはさほど大きな差とはなりません。しかし、これから先の長い人生を考えると、豊かな人生を送るためには実は趣味の存在は小さくないと気づいたのです。

 第二の人生は、「仕事人間」には辛いものになります。重荷から解放された時間を有意義に過ごす。新たな友人、同好の士を見つけて充実した人生を送る。人から感謝される、尊敬される、一目置かれることで認知欲求を今後も満たしていく。

 そのためには、趣味の果たす役割が実に大きい。「楽しんで熱中できる何か」を持つことの重要性に、いまさらながら気づいたわけです。

 例えば私と同期で野村総合研究所に入社し、同じ日に独身寮に入寮したAさんがいます。若い頃は、同じ部の隣の課で働いていました。私と同じく温泉好きで、温泉同好会を作り、よく一緒に旅行もしました。

 彼は定年前に、本業の一環として決算書の分析に関する本を上梓しました。それがなかなかの人気で、その後立て続けに何冊か出版を重ねました。そして彼は60歳となり、定年を迎えます。野村総合研究所は65歳までの雇用延長が認められます。

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