在日中国人が集う「本格」中華料理店が早稲田界隈に集結する理由

在日中国人が集う「本格」中華料理店が早稲田界隈に集結する理由

早稲田通り沿いに今年6月に開店したばかりの店「沙県小吃」のワンタン

昨今、埼玉県西川口のチャイナタウンが話題になっている。「珍しい食材がある」「ディープで日本語が通じない」「ローカルなメニュー」など3拍子そろった(?)このちょっと郊外の新興中華街に、新宿、池袋の中華料理店に飽きた人々がこぞって出かけているのだ。そこにもう一つ、新たなチャイタウンが加わりつつある。高田馬場〜早稲田までの早稲田通り沿いだ。早大生も通う新しい店に足を運んでみた。そこで私が見たものは……。(ジャーナリスト 中島 恵)

■今年6月に開店した中国人客が多い高田馬場の料理店

「このワンタン、チョーおいしい!」

「やっぱり中国人も来るってことはさー、おいしいんだよねー」

 カウンターに座る私の隣から、大学生らしき女の子たちのキャーキャーと騒ぐ声が聞こえてきた。

 ここは東京・高田馬場。駅から数分歩いた早稲田通り沿いに今年6月に開店したばかりの店『沙県小吃』(シャーシエンシャオチー)の店内だ。私が訪れたのは真夏のある日。在日中国人のSNSで何度も見かけたのでやってきたのだが、時間が午後5時と中途半端だったためか、店頭にはまだ人は並んでいなかった。

 自動販売機で480円のワンタン(並盛)を購入し食券を手に持つと、女性店員がカウンター席を指さして「こちら、どうぞー」と日本語で声を掛けてくれた。もっとも、カウンターの両隣もカウンターの向こう側の厨房も、ほぼ全員が中国人だ。私と隣の女の子だけが日本人で、その子が冒頭の言葉を発し、中国人の女の子に話しかけていたのである。

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