妊活・避妊もアプリの時代、米FDAが「医療機器」として認める

妊活・避妊もアプリの時代、米FDAが「医療機器」として認める

Photo:PIXTA

妊活にせよ、避妊にせよ、カップルにとってバースコントロールは大きな問題だ。

 日本では荻野久作博士(1882〜1975)の「オギノ式」が有名。荻野博士は世界で初めて「排卵は次回月経が始まる12日前から16日前の5日間に起こる」という法則を発見し、これを基に「受胎法」を世に送り出した。

「避妊法」と誤解されているオギノ式だが、本来は「子なきは去れ」という因習に苦しめられる農村の女性を救う “妊活法”だったのである。実際、オギノ式で避妊を試みても、失敗率は10〜25%と、避妊法とはとてもいえない。

 オギノ式のように、排卵周期に基づくバースコントロール法は一括して「リズム法」と呼ばれる。

 先日、米食品医薬品局(FDA)はリズム法に基づくバースコントロールアプリ「Natural Cycles」を承認。世界で初めて同種のアプリを「医療機器」と認めた。同アプリは、毎朝体温を測定し、数値を入力すると排卵周期をフォロー。個人のデータから毎月4〜5日間の「妊娠可能日」を割り出し、画面に表示する仕組み。

 妊娠を望む場合は雰囲気づくりを心がけ──互いに萎えない程度に。避妊中はセックスを避ける、確実な避妊法(コンドームの装着)を併用する、などの対策がとれる。

 承認に向け1万5570人の女性を対象に行われた臨床試験結果によると、同アプリを1年間利用した場合(Perfect use)、避妊失敗率は1.8%。

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