目的は「論破すること」。 高齢化で急増する “シルバーモンスター”の脅威

目的は「論破すること」。 高齢化で急増する “シルバーモンスター”の脅威

正当な要求を逸脱した高齢者のクレームに悩まされる人は多い。

100業種・5000件以上のクレームを解決し、NHK「ニュースウオッチ9」、日本テレビ系「news every.」などでも引っ張りだこの株式会社エンゴシステム代表取締役の援川聡氏。近年増え続けるモンスタークレーマーの「終わりなき要求」を断ち切る技術を余すところなく公開した新刊『対面・電話・メールまで クレーム対応「完全撃退」マニュアル』に発売前から需要が殺到している。
本記事では、最新のクレーム事情のなかから、高齢者のクレーマー、いわゆる「シルバーモンスター」の事例を特別公開する。(構成:今野良介)

■なぜ、高齢者が「モンスター化」するのか?

教師に過剰な対応を要求する「モンスターペアレント」や、医師や看護師などにくってかかる「モンスターペイシェント」など、さまざまな職業におけるクレーマーが取りざたされています。なかでも、モンスター化した高齢者、いわゆる「シルバーモンスター」が今、大きな社会問題になっています。

『犯罪白書』(平成29年版)によれば、2016年の刑法犯検挙者のうち65歳以上の高齢者は、ほかの年齢層と比較して最も多く、全体の20.8を占めました。

とくに、暴行で検挙された高齢者は、20年前の約40倍にのぼっています。

暴力事件とクレームを同一視することはできませんが、それらの「病巣」は根っこでつながっていると考えられます。

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